4月25日に広島の参議院議員再選挙、長野県の参議院議員補欠選挙及び北海道の衆議院議員補欠選挙が行われました。

広島県再選挙の候補者である西田英範氏は、私が経済産業省時代の後輩であるということもあり、一生懸命応援させてもらいました。
西田さんは、私が経済産業省時代に勤めたポストの十代くらいの後任であり、また私が選挙に出させてもらうことを決断した39歳と言う年齢も同じであり、そして核兵器廃絶にかける思いも同じであることから、相当な思い入れがありました。
そして最も重要な事は西田さん本人のお人柄です。

官僚のイメージからは離れた謙虚さと社会を良くしたいという思いをダイレクトに感じて、お会いした方は必ず西田さんに好意を抱くと思いました。

しかしながら、結果として当選させていただくことはできませんでした。

私自身も広島の選挙区を訪問させていただきました。

その中で本当に悲しかったのは、

「今まで自民党を応援してきたが、自民党はもはや信用できない。広島県民の顔に泥を塗った。」と言うお言葉や「高校生の間でも今回のお金の問題は話題となっており、子どもたちの間でも政治家はダメだと言う話になっている。」この2つです。

今回の補欠・再選挙は3つとも野党側候補が勝利をしました。マスコミ等では野党共闘の勝利と言う書き方ではありますが、私は「政治とカネの問題」が大きな根底にあると感じています。

このような問題が起きるたびに政治不信が高まり、国民の皆様の政治に対する信頼と求心力が落ちてくると痛感しました。

これは与野党関係なく対応すべき問題であり、具体的には以下のような対応が必要と考えます。
・政治資金収支報告書のより一層の透明化、ネットで政治資金を一覧できるようにする
企業団体献金の禁止の徹底及び個人がより寄付しやすい制度の整備

・国会議員の有罪が確定した場合、議員歳費を返納させる国会議員歳費法改正

などがあると思います。

ひとつの問題だけを取り上げ対応すると規制全体がいびつになると考えます。

あるべき政治資金の流れを作るような規制を目指し、党派を超えて活動していきます。