今日は、憲法記念日です。
ネットで政治・政策についての要望を聴かせてもらいますが、やはり多くの方々の関心は「コロナ対策」となっています。正直、憲法に関する意見はいただいたことがない状況です。

しかしながら、憲法は「国の最高法規」であり、国の在り方を決めるものであります。国会議員だけでなく国民の皆様と継続して議論を深めていく必要があると考えます。

私は現在参議院憲法審査会の幹事を務めています。

4月28日には参議院憲法審査会で、およそ3年2か月ぶりに自由討議が行われました。そこで、憲法改正の是非などをめぐって各会派の意見が述べられました。衆議院憲法審査会では、改正の手続きを定めた国民投票法の改正案の審議が行われています。自民党と立憲民主党の幹事長は、この国会で何らかの結論を得ることで合意しています。

これから憲法の議論が深まることを期待します。

私自身は、日本国憲法を高く評価しています。

日本国憲法の三原則である「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」は国民に大きな価値を提供しています。 

特に平和主義については、日本の平和国家としての基礎になったと考えます。

9条を改正すれば日本の安全保障は改善されるような単純な議論でなく。日本や世界の歴史を振り返り、日本だけでなく世界の進むべき方向についても議論を重ねる必要があります。自民党内にも9条の平和主義を重視する議員は数多くおり、そのような議員と連携や議論を深めていきます。

 

また、憲法改正については、9条への自衛隊明記のみならず、緊急事態対応、合区解消・地方公共団体、教育充実・教育無償化、プライバシー権や環境権の明記、統治機構改革、憲法裁判所設置、国民民主はデータ基本権条項、地方自治の基本原則の明記など様々な論点があります。

憲法の改正は、国のあり方や将来の世代に大きな影響を及ぼすことから、広い視点に立った国民的議論が必要です。特に「平和主義」については、国会議員だけでなく多くの国民の皆様と、その価値をより深く多面的に議論すべきだと考えます。
国会でしっかり議論を深めていきます。

 

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