私が事務局長を務める超党派の「ポリオ根絶議員連盟」の総会を、約2年ぶりに開催しました。

今回開催した大きな理由として、今年8月25日にWHOがナイジェリアで直近3年間ポリオが発生していないということを認定し、アフリカからのポリオフリー(野生株ポリオの発声がない状態)を宣言したことにあります。

アフリカにおける最後のポリオ常在国であったナイジェリアに対して、日本もゲイツ財団とのローン・コンバージョン(代位弁済)による支援を行うなど、様々な取り組みを行ってまいりました。

我々ポリオ議連としても、ナイジェリアのオコンジョ財務大臣(当時)と直接会談するなど、積極的に関与してきたこともあり、この成果には大きな喜びがありました。

(前列右がオコンジョ財務大臣。後列はポリオ議連の西村幹事長、川口会長、鳩山最高顧問、森最高顧問(役職はいずれも当時))

 

総会では、ナイジェリアのポリオフリーについての説明と、未だポリオが残っているアフガニスタンとパキスタンにおける取組について外務省から話を伺うとともに、ユニセフ本部のポリオ根絶・チーム上席アドバイザーである山口様より、コロナウイルスの感染拡大によるポリオの状況とポリオ根絶に向けた今後の取り組みについてご説明いただきました。

 

逢沢会長からも、今後もポリオ根絶に向けて議連としてしっかりと取り組んでいく旨のご挨拶をいただきました。

 

一日も早く、世界からポリオをなくすことができるよう、国内外の仲間と連携して取り組んでまいります。