本日、マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟(MANGA議連)総会が開催されました。

 

今年、日本最大の同人誌即売会であるコミックマーケット(コミケ)が新型コロナウイルス感染症により、夏と冬の2回とも中止となっってしまいました。

また、コミケの他にも多くの同人誌即売会が中止や延期を余儀なくされ、同人作家や印刷所のみならず、機材レンタル会社や警備会社など様々なところに大きな影響が出ました。

 

そこで、どのような支援が必要かを把握するため、意見募集を行ったところ、400を超える声をいただきました。

 

 

その声を基に、政府の支援策を検討すべきと考え、議連の会長である古屋圭司衆議院議員にご指導をいただき、提言案を作成いたしました。

 

 

そして本日、議連として政府への提言書を取りまとめ、本日採択されました。

近日中に加藤官房長官と西村コロナ対策担当大臣に対して、提言書を手交する予定です。

 

ご意見をいただきました皆さまに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

 

また、その他の議題も重要なテーマばかりでした。

一つは京アニについての報告です。あの哀しい事件後、初となる映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が公開され、9/18の公開から17日間で動員78万人超、興行収入11億円超の大ヒットとなっています。

残念ながら私はまだ観に行けていませんが、何とか時間を作って観に行きたいと思っています。

 

もう一つは「海外における海賊版対策」です。

 

出版広報センター海賊版対策ワーキンググループの伊東座長によると、特にベトナムにおける被害が大きく、国際的な対策が必須となっています。

(出典:出版広報センター)

 

私も発言させていただき、ベトナム政府と直接交渉するためにも、政府のみならず、議連としてしっかりメッセージを出すとともに、必要に応じて、関係省庁と関係団体と一緒にベトナムに行くということも検討すべきと提案させていただきました。

 

そして、海外における海賊版についても議連として提言書を取りまとめ、加藤官房長官に対して提出することを決めました。

 

また、山田太郎議員からも、10月1日からリーチサイト規制がスタートしているが、まだまだ周知が足りていないこと。海賊版サイトを観ることが悪いことなんだということが周知されれば、利用する人は減ると発言がありました。

 

また、リーチサイト規制については、効果が出ているということが日本漫画家協会常務理事の赤松先生からもご発言がありました。

 

そして最後に、「MANGAナショナルセンター整備運営法案」についてです。

昨年の臨時国会と今年の通常国会で法案の提出直前に時間切れとなってしまいましたが、次の臨時国会では与野党合意の下で速やかに成立を期すことが議連の総意として確認されました。

 

 

この法案が成立することで、これまで消失したり海外に流出していた漫画やアニメの原画などがアーカイブ化され、閲覧や展示、人材育成や国際交流などにも活用できるようになります。

 

これからも日本が誇る文化であり、強力な産業であるMANGAをしっかりとバックアップできるよう、古屋会長の下、党派を超えて取り組んでまいります。