今日は、広島への原爆投下から75年となります。

 

今年の平和記念式典は新型コロナウイルスの影響により、例年5万人が参加するものが、人数制限となり、安倍晋三首相、松井 一實広島市長、被爆者とご家族ら約800人が参列されることになりました。

当然、私は参列させて頂くことができませんでしたが、離れたところから広島の原爆の犠牲者の方々のご冥福と核兵器がない世界を祈念させていただきました。

 

核兵器なき世界を目指して、今年4月に予定されていた5年に1度の核拡散防止条約(NPT)再検討会議が新型コロナウィルスの影響で延期され、来年1月開催予定となっています。

私もParliamentarians for Nuclear Non-Proliferation and Disarmament (PNND)のメンバーとして参加する予定です。

 

国連筋の発表では、「核兵器の保有や使用を全面禁止する核兵器禁止条約の批准書をナイジェリアとアイルランド、ニウエの3カ国が国連に寄託し、批准手続きを完了、批准した国・地域は43となった。」とのことです。https://news.yahoo.co.jp/articles/cd9acd6291aea67e96c75e3b7c631d75b59883b7
 

核兵器禁止条約の発効には50カ国・地域の批准が必要となりますが、核兵器保有国やわが国のように「核の傘」に頼る国々は核禁止条約に参加できない状況になっています。


特に、わが国は、唯一の被爆国として条約を推進する思いと、アメリカの「核の傘」に抑止を頼っており、板挟みになっています。また、北朝鮮と中国を含めた新しい核兵器軍縮の枠組み作りを進めることも必要ですが、米露間の核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」があと半年で効力を失います。

 

ファーストトラックである日本政府とセカンドトラックである議員外交が連携して、核兵器の廃絶に向けて歩んで行きます。

(自民党の「被爆者救済並びに核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を推進する議員連盟」で旧陸軍被服支廠の保存についての決議を茂木外務大臣に手交)