先日、ある国の中央銀行の元アナリストのメールを読みました。

今回のコロナ対策でバブルが起き、その対策を準備しないと恐慌になるかもしれないと書いてありました。

 

「コロナ対応で、アメリカは400兆円のFRBの資金供給し、ヨーロッパ中央銀行も大規模な資金提供を行い、また、財政支出も、今まで赤字財政を否定していたドイツでさえ、GDPの10%以上の政府支出を行うことを決めた。日本、アメリカ、中国など経済主要国はほぼほぼ全てGDPの1割ほどの財政支出を宣言している。」

少し昔には、経済活動における必要な金はGDPより少し多いぐらいが正常であると言われていましたが、それが、今では「GDPの4倍もの資金が提供」されるようになっています。

おそらく過剰な資金がバブルを呼び、その収拾ができなくなるのではないかとのメッセージでした。

 

確かに、その可能性は高いかもしれません。

特に日本においては、GDPの2倍を超える財政赤字があり、また、その赤字の半分近くを中央銀である日本銀行が抱えている状況です

政府と中央銀行が同時に資金のショートを起こす可能性を否定することはできません。

 

そのような状況も想定し、政策を検討すべき時期に来ています。