MOA関係者の方とご縁をいただき、熱海市にあるMOA美術館を見学させていただきました。

 

MOA美術館は1982年にオープンしてから日本美術を中心に、日本文化の情報発信を行っていますが、2017年にリニューアルオープンされたということもあり、ご案内をいただきました。

 

熱海を一望できる最高のロケーションにある美術館は、現在では輸入禁止となっている貴重な石材を使用するなど、その存在自体が芸術的といえます。

 

 

エントランスからながいエスカレーターに乗っていくと、「円形ホール」に到着しました。

ドーム型の天井に色とりどりの模様が映し出されており、まさに万華鏡の中にいるような幻想的な美しさでした。

 

 

中2階のスペースにはイギリスの彫刻家の「王と王妃」という作品が展示されており、熱海の海を眺めていました。

 

 

館内の美術品一つひとつはとてもご紹介しきれませんが、私自身が芸術品の中で壺が一番好きなこともあり、やはり国宝である野々村仁清作の「色絵藤花文茶壺(いろえふじはなもんちゃつぼ)」は、重厚で深みのある作品で、一際目を引くものでした。

 

また、美術館内には、能楽堂や豊臣秀吉がつくったとされる黄金の茶室を復元したものもあり、多くの観光客もその豪華絢爛さに驚きの声を上げていました。

 

短い時間ではありましたが、創設者である岡田茂吉氏の想いの一端を感じることができ、大変有意義な時間をすごさせていただきました。