8月3日

また、カナダスクエアビルにある。CEX.IOを訪問した。

CEX.IOは、マイニングの会社として2013年設立。イートロと同様に様々な標品を提供しているが、差金決済取引 (CFD) と仮想通貨取引がメインの模様。すでに100か国以上に進出し、100万人以上の顧客がいるとのこと。

議論の概要は以下の通り。

  1. ジブラルタルが日本と同じようにクリプトの交換事業者のライセンス制度をつくった。我々はすでに資格を取っている。

  2. イギリス政府はクリプトアセット規制の議論を進めている。クリプトUKもラウンドテーブルで自分たちもプレゼンテーションを行った。イギリスも近いうちに資格制度を作ると言われている。自分たちはすぐに取るつもりだ。

  3. ジブラルタルとイギリスの資格をとった事業者を日本政府は優遇して審査することはしないのか。そのような対応をしなければグローバルなプレーヤーは日本を選ばなくなる。日本は大きな市場を持っており、それに皆期待しているが、規制や審査などの内容が外国企業にディスクローズされていない。

  4. アジアは完全に情報が不足している。

  5. 是非とも日本の規制もイギリスと同じようなものにしてほしい。国毎につくるペーパーが違うと恐ろしいほどの負担となる。

  6. コインチェック事件で日本とのビジネスがほぼ止まり困っている。日本の仮想通貨事業者の資格を取りたい(登録したい)が、全く情報が入手できない状況にある。日本はこのまま海外事業者を実質締めだしてしまうのか。

  7. イギリスではレギュラトリサンドボックス(Regulatory Sandbox)が昨年6月から動き出している。日本も同じような規制緩和実証試験を行わないか。自分たちも参加したい。これに対して藤末から前の国会でレギュラトリサンドボックスのための法整備を行った、正し金融庁でなく経済産業省が所管すると説明。

イギリスではFCAがフィンテックイノベーションを進めるため、ベストプラクティスの例として規制サンドボックスを策定