本日、主にイラク北部にすむクルド系少数派のヤジディ教徒の代表(プリンス)であるブリーン・タフシーン氏が国会に来られ、ISILによって侵略・虐殺行為を繰り返されてきたヤジディ教徒の現状についてお話を伺いました。

 

ヤジディ教・ヤジディ教徒とは、イラク北部からトルコ東部の山岳地帯に居住するクルド人によって信仰されている宗教で、約60~100万名の少数派。

その多くがイラクの北部に居住していたが、IS(イスラム国)が“悪を崇拝している”と非難し、多くのヤジディ教徒を虐殺し、女性など 6,000 人余りを無理矢理連れ去らせたといいます。

これまでも少数派として苦難を強いられてきたクルド人でしたが、その中でも特に少数派として激しい弾圧、抑圧、攻撃を受けてきたということでした。

 

ISILによるヤジディ教徒への虐殺について、米国政府をはじめ、EUやイギリス、カナダ、フランスなどの議会は公式に認知する声明を出しており、ドイツにおいては、被害を受けた方々への支援を表明しています。

 

わが国としても、何らかの支援ができないか、政府や関係者と連携して対応に当たりたいと思います。

 

日本国憲法前文にあるように、「すべての国の人が、等しく恐怖と欠乏から免れる」よう、微力ですが取り組んでまいります。

 

(国会の議員食堂にて。真ん中の方がタフシーン氏)