戦後から続く学校の常識を
公立中学校の校長先生が
現在社会に合っていないことから改革をおこなった話。
組織の改革をすることは
容易いことではない。
学校だけに限らず
常識や当たり前に
囚われていつの間にか
『目的』と『手段』の
区別がつかなくなってる
仕事においても
お願いされた仕事を「こなす」だけではダメ。
その仕事は『手段』であり
[目的]はどこにあるのか?
そこを考え臨まないといけない。
工藤先生が廃止した一つに
①宿題の廃止
宿題の目的とは…
本来「できない」問題を
「できる」ようにする為。
また
勉強習慣を身につけさせる為。
しかし
出された課題を
「ただこなす」ことが当たり前になっていたり
その課題を既に理解している子も
同じ問題を課す。
別のことに興味を持つ子の意欲を邪魔して
自主性を奪われ続ける
人間形成で『自律』が
一番大事なことにも関わらず
宿題というのは
本来「手段」のはずが
宿題することが『目的』となってしまっている。
その他
②中間・期末テストの廃止
・先生の生徒を評価(通知表)の為のテストになっている。
・一夜漬けで勉強して学習の定着率減になっている。
・結果主義になりテストで一番重要な間違えたところの見直しをしない。
他にも
③クラス担任制
④意味のないルール
廃止だけでなく
新たに始めた物もある。
❶全員担任制
学年で先生が連携してその人の得意を活かし
苦手をフォローしながら現場の子どもたちと
全員で向き合っていく。
❷単元テスト
❸スケジュール管理・ノート術
社会に出て役に立つ取り組みを行なっている。
❹子ども自身がイベント運営
学校を放課後開放して
塾やプール教室や外部プロを招き講義など行い新たな授業の形を中学生から作り上げている。
何も考えず「当たり前」でやっている
[学校教育](社会)こそ
自分の頭で考えず
何かあれば全て
「人のせい」にする
大人を量産している
子どもたちの「成長」の為にある物が
機能していない現実を知り
もう一度「目的」を考えさせられる
一冊になっています。
教育者だけでなく
ビジネスに関わる人も読むべき本です!
目的意識を持って子どもたちの活動を
見直していきたいと思います。