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本日のミッションは、藤沢市内のお客様宅にミシンの使い方等の確認を行ったあとに、相模原のお客様宅へ向かい、ミシンの修理を行いました。



1台目は、ジャノメミシンの職業用直線ミシン 100周年限定モデル オートクチュール1000です。

糸調子の不具合と、下糸のボビン糸巻き の不良改善の御依頼でした。その修繕前に、針棒の高さが規定位置からズレていましたので、ミシンを軽分解して、針と送りタイミングの確認後に、針と釜タイミング及びスキマの位置確認をし、整備と注油をして、組み付けながら、糸調子と下糸巻きの調整を行いました。


ボビンケースを釜にセットするミシンに必要な共通項目は、ボビンをボビンケースに入れた後に、下糸となる糸調子のテンションを合わせる為、ネジで調整しながら、糸を10cm吊り下げて、下に落ちるか落ちないか位に合わせる事が重要となります。

下にスルスルと落ちてしまうと糸調子は合わなくなり、上糸調子ダイヤルを回し過ぎてしまう傾向になる為、参考にして頂けると幸いです。


ボビンの糸巻きも、丸いボタン🔘部品(小さいお皿で挟み込める様になっている部品)にしっかりと糸を挟みこんで糸かけを行うと、糸巻き軸にボビンをセットした時点で糸がピンと張り、糸が弛まず綺麗に巻けます。


その後に、ボビンをボビンケースに、上記の様にセットした後に、上糸調子ダイヤルで糸調子を合わせて、テスト縫いを行い無事に完了しました。



2台目は、ベビーロックの旧型で、とても貴重でレアなミシンで、針はBL針(丸針)タイプの1本針3本糸ロックです。


とても綺麗な状態にクリーニングされていました部品を、慎重に組み付けながら、針とモーターベルトは交換し、目飛び防止で、針と上下ルーパータイミングを合わせて、糸調子も合わせながらテスト縫いを行い、無事に完了しました。



こちらのミシンは、初めて見たメーカーのミシンです。

ミシンの頭とは別に、テーブルと足とクラッチモーターが付いている、厚地やレザー等が縫えるミシンで、針はDP×17 #17 18から24 を使います。


こちらのミシンは、部品を組みつける前に、お客様からのリクエスト要望が有り、テーブル交換や脚にキャスター取り付けや、海外製で変圧器も付いていて、国内仕様に変更するのかどうか、上司に報告連絡が必要で、今回は作業をせず、保留となりました。

クラッチモーターがついていましたが、サーボモーターにすると、音が静かになります。


ヒラノ