いつもありがとうございます。


本日の修理は、当社藤沢ミシン本店に直接お持ち込みされて、お預かり致しました、ジャノメのコンピューターミシンで、JP510です。


押さえレバーの不具合で、レバーを持ち上げても、すぐに落ちてしまい固定できない症状です。



押さえレバーが、金属の部品と擦れて削れているのが原因ですので、先ずは、正面カバーと背面カバーを外すのが必要となります。

その後に、ランプソケットと取り付け板を外し、押さえ調節レバー、押さえ調節板、押さえ棒、押さえ棒ブッシュ、押さえ棒だき、バネ、座金を全て取り除きます。その後に押さえ台板のネジを取り外し、糸ゆるめレバーとスイッチ台を取り外します。取り外す部品が沢山有りますが、ここまで外さないと最終目標の押さえレバーを取り外し、新しいレバーを取り付けることは絶対にできません。

取り外したレバーと新しいレバーです。

新しい押さえレバーと比較し、削れているのが確認できます。長年使用する際の経年劣化ですね。となりが問題の金属部品です。とても硬いです。


新しい押さえレバーを取り付けて、不具合が出ないように、分解して外した部品を、不具合が出ないように
、慎重に組み付けていきます。


分解整備とクリーニング、お手入れも行い、注油も行いました。


手元を明るくする、ウェッジタイプの電球の交換と、針糸通しの調整も行い、動作確認と糸調子の確認とテスト縫いを行い、無事に完成です。

本日もお役に立てて良かったです。

担当 ヒラノ