私たちに感動と勇気を与えてくれるのは金メダルの勝者だけではありません。
人生の辛酸をなめつくしてきた私たち庶民。
ドン底の敗者の惨めさを何度も何度も味わってきた私たち庶民。
涙の敗者こそ、そんな私たち庶民を勇気づけてくれます。
オリンピック選手も私たちと同じなんだ!と。
私の単なる負け惜しみのひがみなのですが、人生が順調すぎて勝利しか知らないような人は、人として薄っぺらな感じがします。
惨めな敗北を何度も味わってきた人のほうが、人としての厚みを感じます。共感できて好きです。
ただ、メダリストだってきっと過去の何度もの敗北を、血と涙の努力で乗り越えてきたのでしょう。それはそれで、やはり見習うべき対象として尊敬します。