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英語の発音を診断、点数評価してくれるアプリは色々あるようですね。

今、初めて発音診断アプリをダウンロードしてみました。【音読メーター】というアプリです。

早速、簡単な短い英文テキスト文でテストしてみました。以下のように数値評価されました。


知っている単語ばかりの簡単な英文だったので、当然100点満点だろうと思っていたのですが、意外に厳しい判定でした。

私の場合、複数形の語尾の「s」の発音が一ヶ所不明瞭だったようです。

周囲にネイティブの指導者がいなければ、従来なら、一生懸命にリピーティングやシャドーイングで反復練習しても、独り善がりの間違った自己流の発音が身についてしまうでしょう。

しかし、今、実験したところ、判定結果として、不完全だった発音部分が英文テキスト内で赤字で表示されます。その部分に意識を集中して改善していけば、どんどん上達できそうです。

ただ、「英語は、発音よりも主張の内容だ!」という意見には私も賛成です。

やたら、ネイティブの発音を真似て得意顔の卑屈な白人崇拝には賛成しかねます。

英語という外国語を話すときに母国語訛りになるのは当然で、別に恥じることではありません。

フランス人はフランス訛りの英語を話せばいい、中国人は中国訛りの英語を話せばいい、インド人はインド訛りの英語を話せばいいのです。

日本人も通じる限り、堂々とカタカナ発音で話せばいいと思います。

大多数の英米人が話す日本語もひどく訛ってるのですから、お互い様です。

ただ、英会話中、ウクライナと伝えたくて「ウクライナ」と発音しても、ネイティブにだけではなく、英語圏以外の外国人にも通じません。

外国人に「アーセコは、どっちーでーすかー?」と訛りの強い日本語で尋ねられても、日本人には「大阪はどっちですか?」と理解されないのと同じです。

やはり、カタカナ英語で通すとしても、「ウクライナ」と伝えたいなら、せめて英語音に近い「ユークレイン」と発音しないと通じません。

「ウクライナ」という発音は、立派な日本語です。ですから、英会話中、「ウクライナ」と発音するのは、「Would you give me a glass of  mizu(水)?」のように、英語に日本語を混ぜて話すようなものです。


英語が発音のせいで通じない場合は、「英語は主張の内容だ!」どころの話ではありません。その場合は、やはり最低限、通じる発音を真っ先に学ぶ必要はあるでしょう。

英語を学ぶ目的は国際コミュニケーションですから、通じなければ始まりません。

「3桁の掛け算」を論じるのは、初級である「1桁の足し算」ができてからにしましょう。

英語の「主張の内容」を論じるのは、初級である「発音」をマスターできてからにしましょう。

発音診断アプリを初めて使いましたが、それにしても手軽でした。便利な世の中になったものです。

「今さら?」ですか?😅