会社員の方々全員にお勧めしたい韓ドラがあります。
『ミセン』です。韓国では大ヒットし、社会現象まで起こした有名作品です。
日本でも何度もテレビ放映されましたが、現在、Netflixで見れます。
Netflix契約中の方は、早速、今晩、覗いてみましょう!
その人気に日本でもリメイク版『HOPE』が制作、放映されました。
しかし、原作『ミセン』の日本での視聴率よりもはるかに低い視聴率で、完全な失敗作でした。
『HOPE』は私も見ました。原作のストーリーをほぼコピーしているものの、なぜか面白くない。不思議なものです。
大ヒットしたドラマのストーリーを日本でもドラマ化すれば、ヒットは保証されている、と日本の制作チームは安易に考えたのでしょうか。
とうやら、ドラマの成否は、ストーリーだけで決まるような甘いものではないようですね。
映像の見せ方、俳優への演技指導、音楽も含めて臨場感を盛り上げる様々な演出も重要なのでしょう。
やっぱり、ドラマ制作技術では、「韓流」という言葉が示す通り、K-POPやコスメ同様、世界市場を席巻している韓国が日本より上なのでしょうか。
会社務めをしている方なら、『ミセン』の内容に共感するはずです。
一流商社を舞台にしているドラマなので、特に総合商社マンの方々は、強い共感を覚えるでしょう。
私自身は業界が違うメーカー勤務でした。それでもオフィスでの様子は、どのシーンも、どのシーンも、本当に自分の会社員時代を彷彿とさせるものでした。
学歴差別、契約社員の待遇、パワハラ、セクハラ、先輩社員のイジメ、派閥間抗争、出世競争、同期の仲間、サラリーマンの悲哀、下請けイジメ、社畜生活、コンプライアンス違反の不正取引等々、どなたにも他人事には思えないテーマが次から次へと出てきます。
私がいつから韓ドラ・ファンになったのか、はっきり覚えていません。
しかし、このドラマ『ミセン』も、私を韓ドラ・ファンにしたドラマの確実な一つです。
以下、あるシーンでの夫婦の会話。勤務先で次長の夫が泥酔状態で朝5時頃帰宅して。
夫:黒字
妻:ピンク文字
遅かったわね。出社までに少しだけでも寝たら?
俺さーーー。。。
会社辞めてもいいか?
ダメよ。
そうだよな。
クビになるの?
自分で辞めるんだ。
分かったわ。
でも、子供が3人もいるのよ。
辞めるのは賞与のあとにして。
えーっ?
(妻は突然、色々と室内の物を調べながら・・・)
冷蔵庫と、、、、、テレビと、、、、、パソコン2台と、、、
何してる???
辞める前に社員割引で買わなきゃ。
はは。
憎らしいわ。
ブツブツ言いながらも夫の退職に渋々同意しているこの妻。もちろん、会社での夫の苦労をよく理解している珍しく優しい妻です。
通常は、こんなにすんなりと夫の突然の退職に同意するはずがありません。皆さまがご存知の通りです。
それでも、先日のTBSドラマ『ペンディングトレイン』で見た子供たちの青臭い会話と違い、リアリティに溢れた大人の会話のような気がしました。。。
ジャンルが全く違うドラマどうしを比較しても無意味なのですが。
リメイク版失敗の理由
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