先日、ロシアのSF映画『アトラクション・侵略』をAmazonプライムで見てしまいました。全くの予備知識無しでした。
 

仰天しました!

私がどのくらい仰天したかを想像していただくためには、こんな喩えはどうでしょう?

例えば、タイムマシンで連れてきた江戸時代の人間に、
映画館で『未知との遭遇』を見せたら、恐らく、私と同じくらいに仰天するでしょう。

 

【ヒロインの
Ирина Старшенбаум】

ストーリーの奇抜さ、リアリティー、映像技術の高さ、どの点でも、私には『未知との遭遇』、『2001年宇宙の旅』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『エイリアン』、『ET』、『ターミネーター』、『スター・ウォーズ』等をはるかに超えていました。

 

ロシアが米国に勝った?

予備知識ゼロで、たまたま見ただけでしたので、初めはロシア映画ということさえ知りませんでした。

「日本語字幕版」で見ていたので、音声言語が「スパシーバ」「ダスビダーニャ」等、ロシア語のように聞こえ、どうやらロシア映画らしい、と後で知りました。

ロシアの方々に予めお詫びしておきますが、ロシアがこのような映画を製作できる先進国だとは全く知りませんでした。

正直に言いますと、「ロシア」というと、ソ連時代からの印象で「真空管式ラジオ」風なイメージがありました。

軍事大国、面積大国、人口大国、宇宙大国、チェス大国ではありますが、どこか「遅れた国」というイメージでした。

ロシアの方々に重ねて深くお詫びします。

ロシアに対する私の誤ったイメージには、色々と理由があります。

ソ連が崩壊した当時、海外の情報が従来よりソ連国内に入るようになったのでしょう。

 

ソ連崩壊の印象をモスクワの街頭でインタビューされたロシア市民が次のように語っていました。

「今までは、ずっとソ連が世界一だと信じていたのに、今では世界でビリだと知りました。」と。

あるいは、初めてパソコンのWindows画面をロシア人に見せたとき、その画面の意味がよく理解できず、全員「ポカーン」としていたとか。

さらに、ウソかホントか知りませんが、ミグ戦闘機が北海道に亡命着陸した際、ミグ戦闘機内部を調べたところ、電子機器には真空管が使用されていたとか。

こうした古い情報に基づいた私のロシア感は、欧米人が日本に持つイメージ「富士ヤマ、芸者、サクラ」と同レベルの無知だったと気づきました。

無知は、恥ずかしい!

ちなみに、私がたまたま見た『アトラクション・
侵略』は、『アトラクション・制圧』の続編だと後で知りました。


 ■初作:『制圧』

 ■続編:『侵略』


『侵略』は前作の『制圧』を見た人を前提に制作されているので、『制圧』を見ていないと、なかなか状況を理解しづらい点があります。

昨晩、前作である『制圧』も見てみました。
高品質な影像でグイグイと引き込まれる点では、『侵略』と全く同じ超一流のSF映画でした。

 

ですから、もし、先に『制圧』を見ていたら、やはり仰天していたでしょう。

 

SFファンの方々には、どちらも自信を持ってお勧めできます。

 

ロシア映画と言えば、同じく、去年たまたま見た『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』もお勧めです。第二次世界大戦中をテーマにした映画です。

 

これを見たときも、「絶対、ブログで紹介しよう!」と思いつつ、忘れていました。

 

偶然なのですが、『侵略』でも『T-34』でも、同じ女優(上の写真)のイリーナ・スタルシェンバウムがヒロインを演じていました。

 

私が初めて知ったロシア人女優です。タイプなので『T-34』を見たときから注目していました (^^ゞ 

 

 

ロシア製SF映画に開眼したため、『惑星ソラリス』のDVDレンタルを発注しました。NetflixにもAmazonプライムにも無かったからです。

 

『惑星ソラリス』は、大昔に既に見たような、かすかな記憶がありますが、確認の意味でもレンタルを申し込みました。『2001年』同様、SF映画の金字塔と評価されているらしいからです。

 

国防目的なら、映画文化も、ミサイルや軍艦に負けず劣らず、効果的ですね!

 

【終】
 
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