このブログの続きです。

http://ameblo.jp/fujisan335/entry-11307320124.html

大王製紙について

利益剰余金 400億円
有利子負債 4000億円

連結社員 4000名 (37歳平均給与 573万円)
年間配当 8.5円



以下、プレジデントオンラインから抜粋

大王製紙には国内連結子会社が35社あって、

そのうちの7社から井川前会長は、2010年5月から翌年9月にかけて、

合計26回もの借り入れを行っていた。


その総額は106億8000万円に達する。




このうち47億5000万円が11年7月までに返済されているものの、

うち29億4300万円は、連結子会社の株式および

井川家のファミリー企業と考えられる「エリエール総業」の株式で

返済されている。

貸主の連結子会社が株式を購入し、その購入代金を

貸付残金の返済に充てる格好である。





ここで問題になるのが、その株式が関連子会社の未上場株だった

ということ。

どんな資産家でも30億円近い借金を、ぽんとキャッシュで返せるものではなく、

未上場株の価格を実際より高く評価して返済したのでは

という疑問が浮かんでくる。



今回の一連の問題に関する特別調査委員会の報告書では、

「返済方法及び金額が妥当であるかどうかは検討する余地がある」とされている。




そもそも、経営者が連結子会社から自分個人で使用する資金を

借りることが間違いなのだ。

また、市場で取引できない未上場株で返すなど、

極めて不思議な行為といわざるをえない。


創業者一族にとっては“本宅”の金庫の中にあった株券を、

“別宅”である借り先の連結子会社の金庫に移しただけのことで、

自分の懐はまったく痛まない。それでも文句をいえないのが子会社であり、

自浄作用が働かない同族経営の弊害でもある。





残る疑問は、監査人は同社の財務諸表から問題を見抜くことはできなかったのか

という点で、次回に検証してみたい。



                                  以上


でも・・・・・こんな同族企業の話はたまに聞きますね・・・・・

しかし、上場企業でこのようなことはあってはならないと思うのであります。


そこで 「 一生懸命働く社員 」 と 「 個人株主 」 が、

認められないような企業でしたら、 経営陣は厳しく処分されるべきだと

思いますが、 こんな日本じゃできねえだろうなぁーーーーーーー。

恐ろしや、恐ろしや・・・・・・・・・・・







http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY201207220411.html

いわき市の子会社で亡くなられた作業員の方の
ご冥福をお祈り致します。55億円のほんの一部の資金で
安全管理ができたのに。