還暦旅行で東伊豆の片瀬温泉『お宿しらなみ』さんに宿泊して
チェックアウトをした後、桜を見に「さくらの里」へ行きましたが
あまりにも天気が良かったので大室山へ登ることにしました♪
今回の旅行で山に登る予定はありませんでしたが
ましてや自分の足で山へ登るのは絶対に妻からOKを得られるハズがありません。
大室山は山頂までリフトで登ることができます♪
リフトに乗れば標高580mの山頂まで約6分で行けます♪
大室山の山頂は360度の大パノラマが広がり
直径300m、周囲1,000m、深さ70mの噴火口跡を周回する「お鉢巡り」が出来ます。
山頂からは富士山をはじめ伊豆諸島、天城山、南アルプス、房総半島まで
見渡すことができます。
◆山頂から富士山、伊東市街を望む
噴火口の周囲はアスファルトの遊歩道になっていて
1周約1kmを時計回りに歩きました。
山頂のすり鉢状の火口跡にはアーチェリー場がありました。
この日は強風のためアーチェリーは中止でした。
大室山は遥か昔、山自体が御神体として崇められていました。
噴火口の中腹に磐長姫命(イワナガヒメ)を御祭神とする浅間神社が鎮座しています。
◆浅間神社
承応3年(1654年)、松平伊豆守によって建立されました。
浅間神社と言えば、富士山をはじめとして、そのほとんんどが木花咲耶姫命
(コノハナサクヤヒメ)を御祭神としていますが、
大室山の浅間神社は磐長姫命(イワナガヒメ)を御祭神とする珍しい神社です。
磐長姫命(イワナガヒメ)は、山や海の神である大山祇神(オオヤマツミ)の娘に
木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)の姉にあたり、安産と縁結びの神様です。
大室山の頂上をぐるりと1周回ってから再びリフトで下山します。
◆大室山から富士山を望む
◆火口縁南側から浅間神社を望む
火口縁の南側に8体のお地蔵様が安置されていました。
その昔、近隣沿岸の漁師たちが大室山に海上安全と海難防止、豊漁を祈願して
八開き八地蔵を大室山の山頂に奉納したと言われています。
◆八ヶ岳地蔵尊
伊豆高原駅や伊豆高原の別荘地を望むと沖に大島(左)、
利島(右)、新島(更に右)が見えました。
◆大室山から伊豆高原別荘地を望む
伊豆を愛した鷹羽狩行の句碑がありました。
「伊豆は 日のしたたるところ 花蜜柑」
◆鷹羽狩行句碑
◆山頂から浅間神社方面を望む
この三角点は明治17年(1884年)に設置されたものです。
◆三等三角点(標高579.64m)
◆山頂と三角点
正面の奥に見える高い山が万二郎岳(天城山)でその両側に
箒木山(左)と遠笠山(右)が見えました。
◆大室山から天城山を望む
◆山頂から富士山を望む
火口縁の西側に等身大の5体の仏像が安置されています。
この仏像は、寛文3年(1663年)相模国岩村(現・神奈川県真鶴町)の網元朝倉清兵衛の
娘が9歳で身ごもり、その安産を大室山浅間神社に祈願したところ無地安産したので
お礼に奉納したものです。
◆五智如来像
◆大室山から富士山を望む
大室山の西北麓に数千本の桜が植えられた「さくらの里」へ
伊豆高原桜まつりを見に行きました♪
◆大室山 さくらの里
◆桜と大室山
大室山は、約4,000年前(縄文時代後期)の噴火でできたスコリア丘です。
巨大なプリンのような美しい形をしています。
◆大室山さくらの里から富士山を望む
ズームアップして富士山&桜のコラボレーションを楽しみます♪
◆さくらの里 案内図
◆大室山周辺マップ