4月3日は初代天皇である神武天皇が崩御された日に相当し
戦前までは神武天皇祭として神武天皇の天皇霊を祭り国民の祭日でした。
そして4月3日は私の誕生日でもあり、還暦を迎えました!
今年は〝辰年〟の年男で本厄でもあることから
崇敬する箱根神社と九頭龍神社へ参拝を兼ねてトレッキング&ハイキングに行きました♪
桃源台駅駐車場(無料)をスタートして芦ノ湖を1周するコースです。
前半は芦ノ湖の西側に位置する箱根外輪山の三国山、山伏平、海ノ平などを登り
芦ノ湖スカイラインに並行して歩きました。
後半は箱根峠から箱根旧街道に下りて芦ノ湖に沿って湖畔を歩き
箱根神社と九頭龍神社を参拝するコースです。
7時20分頃に桃源台駐車場(無料)に到着したときの天気は曇り、気温は8℃でした。
◆桃源台駐車場(7時29分)
この時間の桃源台駅はまだロープウェイが動いていないので
ひっそりと静まり返っていました。
◆桃源台駅(7時30分)
桃源台駅の前の一般道(県道75号線)を少し歩いてから左折して
芦ノ湖キャンプ村を抜けて湖畔の遊歩道を歩き深良水門へ向かいます。
ここから深良水門まで約2.3kmです。
◆芦ノ湖キャンプ村(7時33分)
芦ノ湖は南北に長い形をした湖で北端に位置する芦ノ湖キャンプ村から
南端に位置する箱根関所跡を望みました。そしてこの芦ノ湖を1周します。
◆芦ノ湖
◆湖尻水門(7時40分)
桃源台駅駐車場(無料)をスタートして芦ノ湖キャンプ村を抜けてから
湖畔の遊歩道を歩き湖尻水門を渡って深良水門に向かいました。
正面にこれから登る三国山が見えます。
ここから深良水門まで約0.5kmです。
◆芦ノ湖西岸歩道
桃源台駐車場をスタートして約27分で深良水門分岐に到着しました。
この分岐を右折して山道を登ります。
◆深良水門分岐(7時56分)
前日に雨が降ったのでこの石畳がツルツルに滑りました。
深良水門分岐から12分ほどで箱根外輪山の湖尻峠に到着しました。
湖尻峠のすぐ横には芦ノ湖スカイラインが通っています。
◆湖尻峠(標高850m/8時08分)
湖尻峠から箱根外輪山の稜線を歩き約40分で三国山に到着しました。
◆三国山(標高1,102m/8時48分)
山頂は樹木に囲まれ展望はありませんが樹木の間から芦ノ湖が見える程度です。
山頂には三等三角点があります。
◆三角点
三国山から山伏峠へ向かう途中、北に視界が開けた場所から芦ノ湖を望むと
箱根外輪山の金時山が見えました!
三国山から一度下り、再び登ったところに案内板がありました。
ここから山伏峠までは約0.9km、箱根峠までは約5.4kmです。
三国山から約44分で山伏峠を通過しました。
山伏峠は登山道に標識が立ってあるだけで眺望などもありませんでした。
◆山伏峠(9時32分)
山伏峠から約5分歩くと視界が開け山伏平に到着しました。
◆山伏平(9時37分)
この丘の中腹にパノラマ絶景と書かれた看板があったので頂上に向かいました。
丘の上は展望台になっていてベンチが置いてありました。
◆展望台(9時42分)
富士山の周囲は雲に包まれ、山頂が僅かに見えるだけでした。
◆展望台から富士山を望む
ズームアップをした富士山ですが雲に覆われ山頂付近が雲から顔を出していました。
◆展望台から駿河湾を望む
天城山は完全に雲に覆われ山容を見ることは出来ませんでした。
◆展望台から天城山を望む
まだランチには早かったので草餅を食べて休憩しました。
山伏平は芦ノ湖スカイラインと登山道が合流する地点で
レストハウス山伏茶屋が営業していました。
◆レストハウス山伏茶屋
山伏平は眺望が良く、芦ノ湖とその向こうに神山、駒ヶ岳が望めました。
◆山伏平から芦ノ湖を望む
山伏平から約20分で海ノ平を通過しました。
◆海ノ平(10時09分)
海ノ平から少し歩いて後ろを振り返ると山伏平の向こうに富士山が見えます♪
ここから箱根峠までアップダウンを繰り返しながら下って行きました。
◆十二丁園地(10時45分)
十二丁園地から正面に芦ノ湖と駒ヶ岳が望めました。
十二丁園地から少し下ったところで一般道と合流したところが箱根峠です。
◆道の駅箱根峠(10時47分)
◆道の駅箱根峠から芦ノ湖と駒ヶ岳を望む
今回のルートは観光地を歩くコースですが案内板が少ないので何度も道を見失いました。
箱根峠でも登山道がわからなくてこの遊歩道を間違って歩き違うルートに出ました。
違うコースに出たところから箱根町の旧街道を歩きました。
芦ノ湖南岸に駒ヶ岳の地主神の駒形大神を祀る駒形神社が鎮座しています。
◆駒形神社(11時04分)
ご祭神の駒形大神とは
●天御中主大神(あめのみなかぬしのかみ)・・・古事記で最初に登場する神、造化三神の一柱
●素戔嗚尊(すさのおのみこと)・・・三貴子。姉は天照大神、父は伊邪那岐、母は伊邪那美
●大山祇神(おおやまつみのかみ)・・・山の神、父は伊邪那岐、母は伊邪那美
◆駒形神社 拝殿
箱根峠から山を下り箱根旧街道を歩いていると
正月の箱根駅伝で見慣れた交差点に差し掛かりました。
箱根駅伝ミュージアムの向かい側に「海鮮丼」のノボリを立てた飲食店がありました。
ランチを食べるお店は決めていませんでしたが
蕎麦を食べようと思っていたので素通りをするハズでした・・・。
◆魚料理 大正(11時20分)
◆魚料理 大正さんでランチを食べたブログはこちらです
◆箱根関所入口(11時49分)
この箱根の杉並木を歩いて元箱根へ向かいました。
江戸時代この杉並木は旅人に木陰を与えたり風雪から守ったりと大切な役目を果たしてきました。
◆旧東海道の箱根杉並木(11時55分)
箱根の杉並木を少し逸れてビュースポットへ行き
芦ノ湖と富士山、駒ヶ岳、箱根神社の赤い鳥居の全てが収まる画像を撮影しました♪
今回のベストショットの画像です!
◆恩賜箱根公園近くのビューポイント
◆箱根旧街道の1里塚
箱根旧街道の杉並木を抜けると箱根神社の大鳥居(一の鳥居)が出迎えてくれました。
元箱根に着きましたが多くの外国人を含む観光客で賑わっていました。
◆箱根神社 一の鳥居(12時06分)
地蔵信仰の霊地として、江戸時代に東海道を旅する人々の信仰を集めたところです。
◆賽の河原(12時06分)
観光客に混じりながら一般道を歩き、今回の目的地の1つである箱根神社に到着しました。
もともと箱根は地域全体がパワースポットとされ多くの人々が訪れますが
その中でも箱根神社と九頭龍神社は人気のスポットになっています。
◆箱根神社(12時15分)
◆箱根神社
【社格等】
旧社格は国幣小社、別表神社
【ご祭神】
●箱根大神(はこねのおおかみ)・・・瓊瓊杵尊、木花咲耶姫命、彦火火出見尊の3神の総称
・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・・・天照大神の孫、天孫降臨の神として知られる、天孫
・木花咲耶姫命(このはなさくやひめの)・・・大山津見神の娘、瓊瓊杵尊の妻
・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)・・・瓊瓊杵尊の子、山幸彦と知られ神武天皇の祖父
【ご由緒】
二千四百余年前の考昭天皇(第5代天皇)の御代、聖占上人が箱根山の駒ヶ岳より、同主峰
の神山を神体山としてお祀りされて以来、関東における山岳信仰の一大霊場となりました。
奈良時代初期の天平宝字元年(757年)万巻上人は、箱根大神様の御神託により現在の地に
里宮を建て、箱根三所権現と称し仏教とりわけ修験道と習合しました。
平安時代初期には箱根路が開通すると、往来の旅人は当神社に道中安全を祈願しました。
鎌倉時代、源頼朝は深く当神社を信仰し、二所詣(当神社と伊豆山権現参詣)の風儀を生み、
執権北条氏や戦国武将の徳川家康など武家による崇敬の篤い神社として栄えました。
近世、東海道が整備され箱根宿や関所が設けられると、東西交通の要として当神社の
崇敬は益々盛んになり、庶民信仰の聖地へと変貌しました。
明治時代初年の神仏分離により、関東総鎮守箱根権現は、箱根神社と改称されました。
◆箱根神社 社殿
箱根神社の隣に九頭龍神社(新宮)が鎮座しています。
平日とは思えないほど外国人観光客を含む多くの参拝者が訪れていました。
◆九頭龍神社 新宮
九頭龍神社 新宮の天井には立派な龍の姿絵が描かれています。
年男で厄年なので箱根神社と九頭龍神社の御朱印を戴きました。
◆御朱印
箱根神社の立派な杉並木の参道を真っ直ぐに芦ノ湖へ出たところに朱塗りの鳥居が立っています。
この鳥居の前で記念撮影するのに行列ができています。
◆箱根神社 芦ノ湖の鳥居(平和の鳥居)
ざっと50人以上の行列が出来ていました。
芦ノ湖の湖畔に遊歩道が整備されていました。
箱根神社から約25分で箱根園駅を通過しました。
◆箱根園駅(12時59分)
箱根神社境内にあるのは九頭龍神社の新宮(里宮)で、
本宮(奥宮)は芦ノ湖畔の少しアクセスしづらい場所に鎮座しています。
ザ・プリンス箱根芦ノ湖の横にある箱根九頭龍の森セラピーロードを歩いて向かいました。
◆ザ・プリンス箱根芦ノ湖(13時01分)
遊歩道に九頭龍神社入口の案内看板が立っていて、
九頭龍神社へは、ここで600円を支払ってから入園することになります。
◆箱根九頭龍の森入口(13時14分)
◆九頭龍の森 案内マップ
そして今回のトレッキングでメインなのが九頭龍神社(本宮)への参拝です!
この神社へは車で行くことは出来ないので、船に乗って行くか
ザ・プリンス箱根芦ノ湖の脇から遊歩道を歩かないと行けない神社です。
今年は辰年なので私のように訪れる人もいますが、
この神社は関東でも屈指の縁結びの神社として有名で絶大な人気を誇る神社です。
九頭龍神社は元々、箱根神社の境外社として創建されました。
その昔、芦ノ湖には9つの頭をもつ毒龍が棲み、人々に被害を与えていましたが、
箱根大神の加護をうけた奈良時代の高僧・万巻上人が荒れ狂う毒龍を調伏し、
芦ノ湖を守護する「九頭龍神」として甦らせたことに始まります。
◆九頭龍神社 本宮(13時24分)
◆九頭龍神社由緒
本宮を背にして真正面の湖面に朱塗の鳥居が立っています。
芦ノ湖の九頭龍伝説を現代に伝える龍神信仰の聖地の場所になります。
関東総鎮守として箱根山に鎮り座す「箱根大神」の生み出される生命の根源たる水の力を、
芦ノ湖の守護神として司ってこられたのが「九頭龍神」です。
◆水中鳥居
湖尻は芦ノ湖の北のターミナルになります。
◆湖尻(13時54分)
湖尻から5分程歩くとゴールの桃源台駐車場に戻りました。
◆桃源台駅 駐車場(13時59分)
◆今回の登山ルート
・総距離 約22.3km
・累積標高差 登り:約1,080m、下り:約1,080m