甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳1泊登山(甲斐駒ヶ岳編)
7月23日(火)から山小屋に1泊して南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳に登山へ行って来ました♪夜中の2時過ぎに東京を出発し、夜明け前に長野県伊那市の高速道路を降りると左から鋸岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳などの名峰が見えました!目的地である仙流荘駐車場(5日以内 1,000円)に5時頃に到着しました。マイカー規制があるため、ここ戸台パークから南アルプス林道バスの始発に乗り終点の北沢峠まで行きますが、駐車場はかなり車で埋まっていました。◆仙流荘駐車場(長野県伊那市長谷黒河内1847-2)始発は6時05分、乗車券は仙流荘内で5時30分から販売されますが既に50人以上の登山者が行列を作っていました。◆仙流荘乗車券を購入するため行列の後ろに並びながらバス乗場を撮影しました。周囲にバスが5台待機していましたが、その後行列はあっという間に100人以上となりました。◆戸台パーク バス乗場初日は甲斐駒ヶ岳、翌日は仙丈ヶ岳へ登る計画なので、宿泊したのは北沢峠のバス停前にある『こもれび山荘』にお世話になりました。◆北沢峠 バス乗場(6時47分)甲斐駒ヶ岳へ登る前に『こもれび山荘』でチェックインの手続きをして山荘に必要のない物を置いて少しでも荷物を軽くして出発しました。◆北沢峠 こもれび山荘山頂までは双児山、駒津峰を経由する尾根ルートで六方石まで登り、その先は南側の斜面を周り込む巻き道ルートで山頂を目指しました。山頂でランチを食べてから駒ヶ嶽神社本社、摩利支天に参拝して駒津峰から仙水峠、仙水小屋、長衛小屋を通って下山する予定です。◆甲斐駒ヶ岳 登山口(7時04分)登山口からウォーミングアップをする暇もなく急登りが始まります。樹林帯の中を登って行くと二合目の案内板がありました。◆二合目(7時36分)登山口から約70分登ると視界が開け双児山(四合目)に到着しました。◆双児山/四合目(標高 2,649m/8時13分) 双児山の山頂付近からは正面にこれから行く駒津峰と更にその奥にピラミッド型の甲斐駒ヶ岳が見えました。◆双児山の山頂付近より、駒津峰と甲斐駒ヶ岳を望む左手には南アルプス屈指の難コースの鋸岳が見えました。双児山から30分ほどで六合目の案内板が立つ駒津峰に到着しました。広いスペースがあり大勢の登山者が休憩していました。◆駒津峰/六合目(標高 2,740m/8時47分)駒津峰から南東方面を望むと左側から鳳凰三山、富士山(山頂が僅かに見えます)、正面手前がアサヨ峰、右後方に北岳、間ノ岳が望めました。◆駒津峰から南東(富士山方面)を望む北岳、間ノ岳の右側に明日登る予定の仙丈ヶ岳が望めました。◆駒津峰から南(仙丈ヶ岳方面)を望む駒津峰からトレードマークの白銀に光輝く花崗岩の岩肌の甲斐駒ヶ岳が見えました!◆駒津峰から北東を望む駒津峰からハイマツとダテカンバに囲まれた細い尾根道を進みましたが登山道が渋滞してノロノロと進みました。急斜面の岩場を下ると鞍部に出ました。ここから山頂まで登りが続きます。登り始めると八合目の案内板がありました。◆八合目(9時13分)八合目まで来ると山頂が近くに見えて来ました。六方石の分岐では、直進すると山頂までは直登りとなり、私は右の巻き道を進みました。私の下調べで直登りは道迷いと滑落の危険があるので推奨されていませんでした。◆六方石(9時15分)風化された花崗岩の斜面を進みました。甲斐駒ヶ岳の山頂付近の白銀に光輝く花崗岩エリアに入りました。ここから先は滑りやすい砂礫の斜面を登って行きました。右に摩利支天の見える分岐をそのまま直進して山頂を目指します。◆摩利支天分岐(9時31分)白砂の斜面に風化した花崗岩が点在し、巨岩帯を抜けると右から黒戸尾根からのルートに合流し、山頂はもうすぐ目の前です。◆山頂下分岐(9時53分)登山口(北沢峠)から約3時間弱で無事に登頂しました。山頂は360度の大パノラマが広がり、名立たる名峰の山容を見ることが出来ました♪◆甲斐駒ヶ岳 山頂(標高 2,967m/9時57分)甲斐駒ヶ岳の広い山頂には大己貴大神と共に駒室大神を祀る駒ヶ岳神社の奥宮が鎮座しています。◆駒ヶ岳神社 奥宮山頂から南を望むと左から北岳、間ノ岳、塩見岳、仙丈ヶ岳が見えました♪◆山頂から南を望む山頂から西を望むと空木岳や木曽駒ヶ岳などの中央アルプスが見えました。◆山頂から西を望む山頂から北を望むと蓼科山、八ヶ岳が見え、左奥に北アルプスも薄っすらと見えました。◆山頂から北を望む山頂から南東を望むと左から鳳凰三山、アサヨ峰、北岳、間ノ岳が見えましたが鳳凰三山の奥に見えるはずの富士山が雲に隠れていました。◆山頂から南東を望む◆一等三角点山頂では大勢の登山者に交じってランチ休憩をとりました。カップ麵とスーパーで買ったおにぎりを食べました。山頂で約30分ほどランチ休憩を楽しんだ後は、目の前に見える駒ヶ嶽神社本社と摩利支天に参拝をしてから仙水峠、仙水小屋を経由して北沢峠まで下山する予定です。◆下山開始(10時24分)甲斐駒ヶ岳は古くから信仰の対象となってきた山なので山頂付近から黒戸尾根には現在も不動岩等の信仰にまつわる多くの石碑や石仏などが祀られています。奥に見える高い峰が甲斐駒ヶ岳の山頂です。◆駒ヶ嶺神社本社山頂下まで戻りこの分岐を左へ下り摩利支天へ向かいました。◆山頂下分岐(10時32分)登山を始めたきっかけは神社の奥宮へ参拝することでしたので摩利支天を素通りすることは出来ません。◆摩利支天分岐(10時47分)摩利支天は山頂の南東に位置する花崗岩の岩峰で摩利支天が祀られています。◆摩利支天(標高 2,820m/10時59分)摩利支天峰には石仏、石碑などが数多く祀られていました。◆摩利支天から鳳凰三山、北岳、間ノ岳を望む◆摩利支天から北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳を望む◆摩利支天分岐(11時12分)◆六方石分岐(11時23分)途中に鎖場もありましたが足場がしっかりとしているので慎重に進めば問題はありませんでした。登山道は狭く登山者も多いので道を譲り合いながら、前の登山者が道を譲ってくれるのを待って6合目の駒津峰まで下りて来ました。ここから仙水峠を経由して北沢峠まで下山しました。◆駒津峰/六合目(標高2,740m/11時44分)駒津峰から樹林帯に入り急斜面を下って行くと栗沢山との鞍部に位置する仙水峠を右折して北沢峠へ向かいました。◆仙水峠(標高 2,264m/12時36分)仙水峠を過ぎると岩がゴロゴロとしてゴーロと呼ばれる岩塊斜面の下端の道を下って行きました。高度が下がると暑さが厳しくなり仙水小屋の水場で冷たい水を補給して生き返りました(笑)◆仙水小屋(12時59分)仙水小屋を過ぎると沢を渡り、その後は沢沿いに下って行きました。◆長衛小屋(13時20分)長衛小屋の近くには沢山のテントが設営されとてもカラフルでした。山頂から約3時間ほどで登山口のある北沢峠に戻って来ました。◆北沢峠(13時30分)甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳の登山口がある北沢峠のすぐ目の前のこもれび山荘に宿泊しました。◆こもれび山荘こもれび山荘で晩ご飯を食べたブログになります。◆初日の登山ルート・総距離 約8.9km・累積標高差 登り:約1,251m、下り:約1,251m◆甲斐駒ヶ岳周辺マップ◆甲斐駒ヶ岳(日本百名山30座目)南アルプス北端の山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる標高2,967mの山です。峻険な山容をもち、半ば独立峰のような姿勢で屹立する日本アルプス屈指の名峰で、日本百名山、新日本百名山、新・花の百名山、山梨百名山、信州百名山、日本百景に選定されています。甲斐駒ヶ岳&仙丈ヶ岳 1泊登山(仙丈ヶ岳編)に続く