こんにちは
6/23(日)は、作業療法特化型オープンキャンパスがありました
毎年たくさんの方が参加して下さるため、午前の部と午後の部に分け、二部制で実施しています
まずは、講堂で入試や学部、学校についての説明を行いました
次に、中村毎途先生の講義がありました
テーマ『子どもとその保護者の笑顔を引き出すOTは発達支援の専門家』
作業療法士は、さまざまな発達障害(脳性麻痺、自閉症スペクトラム、学習障害など)を持つ子どもたちに対して、障害の軽減を図るとともに、遊びや学習を通して自発性や協調性、社会性などを養い発達を促すよう支援します
そして、作業療法士の職業体験も行いました
1つ目のテーマは
『バネ付き箸をつくってみよう~作業療法士の技術と道具の力~』
ケガや病気によって障害を持つと、普段は当たり前にできていたことが難しくなります
そんな時、道具を少し工夫することで、自分の力で出来るようになったら嬉しいですよね
今回は、箸を持つことが難しくなってしまった患者様を想定して、バネ付き箸を作っていきます
まずは、利き手ではないほうの手で普通の箸を持ち小豆を隣の円に移動させます
利き手ではない手で箸を使うことはあまりないので、1つ小豆を移動するのにも時間がかかっていました
次に、バネ付き箸を作っていきます
バネ付き箸が完成した後にもう一度小豆の移動に挑戦
利き手ではないほうの手でもスムーズにできました
参加者の皆さまには、
難しかったことが、出来るようになるという嬉しさを
実際に体験していただけたかと思います
このように、他人に頼らなくても日常で必要な作業を行えるようにサポートする器具のことを『自助具』といいます
作業療法士は、自助具の存在を知るだけでなく、患者さんごとに合わせた自助具の選定を行うスキルも養っておく必要があります
富士リハでは、自分で考えた自助具を発表する、『自助具コンテスト』も行います
2つ目のテーマは
『この世に一つだけ!あなただけの補装具を作りましょう』
今回は、『義肢装具学』という
作業療法学科3年生が実際に行っている授業の一部を
体験していただきます
準備するものはこちらです
色が付いたゴム製のもの
これをお湯の中に入れて茹でます
すると・・・
柔らかくなって曲がりました
この素材は、熱を加えることで扱いやすくなります
突き指をしたときに、
曲げずに安静させるための装具です
このように富士リハでは、作業療法士になるための実践的な授業を多く取り入れています
最後に、在校生による授業・学校生活の様子の紹介
卒業生インタビューのコーナーを設置しました
今回も多数のご参加ありがとうございました
参加者の方からのご感想を一部ご紹介します
▽参加者の方からのご感想
・補装具と自助具を実際に作らせていただいて、作業療法士の仕事の魅力を感じることができた
・在校生や卒業生のお話を実際に聞くことが出来て良かった
・作業療法士についてもっと知りたいと思った
・AO入試の筆記試験について知ることが出来たので頑張ろうと思った
▽保護者の方からのご感想
・体験授業を実際に受けることで、授業内容が理解できてよかった
・作業療法士とは関わることがなかったので仕事内容があまり分からなかったが、今回とても勉強になり良かった
・丁寧に説明していただいたので、娘同様、作業療法士の仕事に興味を持つことが出来た
・参加するたびに、新しい学びがあり、素晴らしい職業、学校だと思った
たくさんの素敵なご感想をありがとうございます
7月、8月もオープンキャンパスを開催しています
富士リハでお待ちしております