みなさま、お昼間にこんにちはウインク

 

 

 

長らく悩まされてきた、剛毛黒歴史に

またしても差す一条の光キラキラ

定額の脱毛サロン。

 

…出会ったてしまった…のか?

 

高校合格のご褒美として通わせてもらった

あのサロンでは一体いかほど支払っていたのかは

不明のままだけど、多分それよりは絶対安価なはず。

但し当時は詐欺のようなこともたくさん起こっていたので

注意はしたいところだが、それを天秤にかけても

やはり諦めきれなかった。

 

ある日急に潰れていたり、店舗が消えたり

なんてことがないかしばらく観察し

半年くらい経った頃、大丈夫なのかもしれない

と言う判断と、あとはどうしても脱毛を諦められない気持ちで

そのサロンの戸を叩いてみることにした。

 

もし、話を急いだり嘘があったり、

少しでも有耶無耶にしようとしたら即帰ろうと心に決めて、

まずは説明を聞きに行ってみた。

雰囲気はとても明るく清潔で、説明も整然としていて

特に疑うような空気も感じ取れなかった。

それでも、このまま流されてはいかん!と思い

その場では契約せずに

決断したらまた連絡しますと言い置いて一旦帰った。

 

しかし、一旦帰ってはみたものの

実はもう脱毛する気満々になってしまっていた。

 

いけるのかもしれない。

世の中のサロンが全部悪者な訳じゃないだろうし

これは当たりを引いたのかも照れ

こう言っちゃなんだが、もう騙されてもいいってくらい

こちとらムダ毛には振り回されまくりの人生だったのだ。

最悪、毛のないツルツルにまでならなくても

今の状態より少しでも減ってくれるなら

それだけでもありがたい!と思う程だったのだ。

 

冷静になろうと言い聞かせていたはずなのだが

無理だった笑い泣き

 

そして後日連絡して契約したのだが

すぐ連絡するとちょろい客と思われるかも?とか

余計なことを考えて、なんだか無駄に日数を

あけたりした。

 

契約当日も、この前聞いた説明と違う部分もなく

小さい文字で分かりにくいことが書いてあることもなく

納得がいったので、署名した。

 

署名はしたが…

やはりまだ、どうしても心の底から信用するには

足りない気がして、失礼を承知でその場にいた

サロンの人に聞いてみた。

 

もし……もし、ね?

私が通ってる最中に店舗が潰れたり、急になくなったり

なんてことがあった場合には、どこに連絡したら

いいんでしょうか?

と。

 

サロンの人はちょっとびっくりしていた。

まぁ、驚きもするだろう。かなり失礼な発言だと

自分でも思いながら聞いてるし。

でもそこまで予防線張ってる人間なんだと思って欲しかったし

実際、そういう事例だって世の中にはあったし。

それで契約を断られるようなことがあれば

まぁ、それまでだとも思っていたので

私もビビりながらではあるが、勇気を振り絞って

聞いてみた。

 

すると、サロン側はオーナーを呼んでくれたのだ。

その日のうちだったか、また後日だったかは忘れたけど

信用を担保するために、とオーナーを呼んで

私の不安を解消しようとしてくれたのだ。

 

オーナーは私より随分と年上のゴージャスな女性だった。

あたりも柔らかく、契約に不安を与えましたね

と優しく接してくれて、私の臨戦態勢になっていた心も

何とか凪へと導いてくれた。

 

オーナーは

「こんな事おっしゃる方に会うのは私も初めてです」

と言ってにっこり笑い、名刺を1枚渡してくれた。

これが私の連絡先です。

もし何かありましたらこちらへ。

私は丁重にそれを頂きそーっと財布にしまった。

 

私はホントにへそ曲がりで猜疑心の塊みたいな奴だ。

これだけしてもらっても尚

「もし事件勃発したらこの指紋付きの名刺を

警察に提出しよう」とか思っていたのだ。

 

 

ってな訳で、契約は滞りなく(滞りなく?)済み

すぐに予約を何日分か入れた。

 

昔行かせてもらえたサロンでは、ニードルで

毛を1本ずつ、といった具合だったが

あれから一気に技術は進歩していて

ある程度の面積を一気に処理できる方法へと

変わっていたお願い(しゅごい!!)

もうその処理能力の高さは、ホント嬉しかった。

開発した人!ありがとう!!

 

流石の剛毛、蚊が逃げられないだけあって

最初の頃はあまり効果はわからなかったが

しばらく通ってるうちに、目に見えて毛は減っていった。

毛には生えて〜抜けて〜休憩して〜のサイクルがあり

3交代制みたいになってるので

そいつらの全サイクルを処理してしまえば

急に毛は生えてこなくなってくるのだ。

 

すごい!

素晴らしい!

私の足に止まった蚊がすぐに飛び立つ!

(叩くけども!)

 

思えば長かった。

あんなに苦しめられたムダ毛に、

本当におサラバできる日がくるなんて…音譜

嬉しかった。もう小躍りするくらい嬉しかった。

 

もう、ほぼツルツルに等しい状態になり

あとは、もう少し何本かたまに生えてきやがる

面倒な毛をちょいちょいと処理すれば

完全体だわよ!

といったある予約日…

 

その店舗は消えていた魂

 

 

<続く>