インド生まれの米で作った乳粥を食しました。 | しょうかんのうだうだ

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仏絵師藤野正観(66)の備忘録・・・っといっても、ほとんどどこにも出かけないので、ふだん、ぐだぐだ思ったり考えていることを書き連ねることになるのは必至。

乳粥

 


先日、仏教クラブの例会で池上省吾師より頂いた米で乳粥を炊いて食しました。

弟子達が、ネットから、あれやこれやとレシピを探し出し、工房にあるものを利用して乳粥を作ってくれました。
休憩時間のさきほど食しましたが、けっこう旨いものです。

この米は、昨年2月にインドの仏跡を巡拝したおりに、同行の池上師がスジャータ村のお百姓さんに頂いた一本の稲穂を大切に持ち帰り、和歌山のご自坊(来迎寺)の檀家さんに育て増やしていただいたものです。

一本の稲穂(50粒)から苗を育て、その苗から150坪の田んぼ一面に稲穂が実ったそうです。

それをこの10月の例会で会員全員に配って頂きました。一人あたり150g。

それでも大人5人が食しますと、ちょうど良い量でした。

シッダータ(釈迦)が、命がけの苦行を諦め、山から下りて尼連禅河(ネーランジャラー河)で身を清め、村の娘、スジャータに乳粥を施してもらいます。

その食した日を、成道された日から逆算しますと、10月22日、本日となります。

ですので、今日頂きますと、ブッダにあやかり49日後の12月8日の明け方にはブッダと同じように、良い夢を見られるのではないかと、そう池上師は言われたのです。

ブッダは、乳粥を食して元気を取り戻し、成道(悟りを開く)するまでの49日間、現ブッダガヤの菩提樹下の岩座に結跏趺坐(けっかふざ=あぐら)をして瞑想をするのですが・・・。

我々は、一生懸命仏画を描くことにします。

以下、レシピです。

牛乳で炊いた米がほどよく粥状態になったら砂糖を好みの量入れて、ガラムマサラで香りつけをして、干しぶどうの代わりにドライ・クランベリー、そしてアーモンド、カシューナッツ、くるみ、を刻んで上に乗せて(画像)食しました。
 
甘いミルキーなお粥ってどうなのかと思っていましたが、なかなかのスイーツでした。

池上師とインドの米を育てて頂いた檀家の方に感謝!