当工房で描いた仏画を前にした人が感動した記事をご紹介します。 | しょうかんのうだうだ

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仏絵師藤野正観(66)の備忘録・・・っといっても、ほとんどどこにも出かけないので、ふだん、ぐだぐだ思ったり考えていることを書き連ねることになるのは必至。

 知人から「あんたの展覧会を観た人がえらい褒めてるね」といって知らせてくれました。

6年ほど前に島根の県立美術館で山陰中央新報社の主催で個展をして頂いた時の記事です。
この記事の日付を見ると2009年06月12日とありました。「今、開催中なので、ぜひ、観て来い」といった内容なのですが、その展示されている仏画を前にした時のご本人の感動された様子がビシビシ伝わってきました。
6年も前の記事ですが、うれしくなって全部転載させていただく事にしました。
下の動画は、その展覧会の準備を終えた時に撮ったものです。
 

 


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松江市のゼロ磁場 ブログより   2009年06月12日

 いま、島根県立美術館ですばらしい展覧会がありますそれも無料です。

山陰中央新報が主催で「孤高の佛絵師 藤野正観氏 山陰で初の展覧会」が開かれています。

 すばらしい仏画だらけです。どの仏画からも「氣」がほとばしり出ています。

展示場全体が「氣」で充満しています。私も写真とか寺院の仏画を見ますがこれだけが一堂に並んだ仏画は始めてお目にかかります。

 タイトルには「慈悲の心と伝統美を追求」と出ていますが、本当にびっくりしました。
私も百日行で佛画108枚細密点描写で書きましたが、比べようがありません、「氣」の点では負けないと思いますが、色彩の美しさとか線の極細さ金色の美しさ、装身具の模様などの細かさの表現など見事なものです。とても人間業ではできそうにないようです。
神仏の力が加わっているとしか考えられない精密描写です。

藤野氏の制作中の作品に対しての想いとしては「ひたすら 仏になれ、なってくれと祈りながら筆を運んでいる。自分自身を表現するのではなく「仏さん」を描かせていただいているのだから、自分の想いや感情はもちろん、筆者の存在すら感じさせないような、そんな仏画を描くことに専念している」との事ですが、まさに作品からはその思いがひしひしと感じ取れます。

 本当に「氣」が入った作品ばかりです。そしてすばらしい日本の伝統文化の美が漂っています。
色の使いかたなど抜群で参考になります。仏画の目の書き方など本当に美しく書いてあります。
目を書き入れる難しさは私もいやと言ううほどダメでした。参考にさせてもらいます。


 佛画のよさをこの年になって初めて知りました。「目からうろこ」の感じです。私も生物が専門ですので生物の精密が離れていますが、[氣]がはいりません。「氣」の入れ方も藤野氏ははっきりと述べておられます。
「ひたすら佛になれ、なってくれと祈りながら筆を運んでいる」この言葉が「氣」を入れる言葉です。

 必見です、無料です。ぜひ展覧会の仏画を見てください。すごいです。

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http://blog.goo.ne.jp/xrnxj251/e/f118e3cc2031bfd30dfd34d5df139cea
ブログ主のご本名はわかりませんが、ありがとうございました。