猿 出没!! | しょうかんのうだうだ

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仏絵師藤野正観(66)の備忘録・・・っといっても、ほとんどどこにも出かけないので、ふだん、ぐだぐだ思ったり考えていることを書き連ねることになるのは必至。

 


西山の麓にある我が工房の2階の窓から、向かいの雑木林に目をやると、木の上に何やら動くものが・・・。
猿である。野生のはぐれ猿である。
10年も前になるだろうか、これも野生の猿が、工房の中に入っていた事件があった。思い出した。
一階の開けっぴろげの居間のテーブルの前にチョコンと座って残っていたお菓子を食っていた。
大きなオス猿だった。私が2階からトイレに降り、彼?と鉢合わせになった。
私は驚いて「お前は誰だ!!」と、つい叫んでしまった。
彼は、おもむろに立ち上がり、また開けっぴろげの掃きだし窓から、「オレは猿である」と言わんばかりに、真っ赤なオケツを私に見せつけるようにゆっくりと西山に戻って行った。
今日は、そんな昔の出来事を思い出した。