今東京は、昨年の地方状態となっている。
昨年の緊急事態宣言中、地方は東京のニュースに引っ張られ、頼んでもいないのに勝手に緊急事態宣言状態になっていた。なのに協力金が出なかったので地方の飲食店は一昨年去年と潰れまくった。
今その現象が逆転している。つまり東京の人間が地方のニュースに引っ張られ、勝手に蔓延防止措置法状態になっている。小池百合子都知事が「状況は首都直下地震と変わらない」やら「飲食店の人数を4人まで」と発言してからはなおさらだ。
うちの店はここ1週間でキャンセルの電話が相次ぎ、3店舗合わせると200名はいくだろう。多分、どこの飲食店も同じだ。
そして街を歩くとやはり夜はゴーストタウンと化している。昼はまだしも夜はどこも客入りが少ない。
なのに協力金が出ないという飼い殺し状態になっている。
ただ実はこの状況は東京だけではない。つまり日本中がこうなっていると言うことだ。日本中が頼んでもないのに勝手に蔓延防止措置法状態になっているわけだ。
この状態はまずいと思う。
東京は去年から協力金やら補助金やらの備蓄があるからまだマシだが、地方経済は深刻だ。一昨年の金利0%の貸付で凌げてる会社もすでに返済が始まっているからだ。さてこれからだと言う時に冷や水をぶっかけられているわけだ。借入資金を返済ができなくなる可能性のある企業は30万件とも言われている。
日本より圧倒的に感染者数も死亡者も多いアメリカは逆だ。バイデンは「学校と経済は止めない」と言っている。現にアメリカ経済はすでに復活している。コロナは第三次世界大戦と同じだと言われてるが、第二次世界大戦を見れば結果は明らかだ。
日本人は歴史を見ると最悪な状況にならないと気づかない。歴史が繰り返されるのであれば一度経済はぶっ壊れるのだろう。オミクロンは少し調べればただの風邪だとわかるのに、日本中がパニックになっているのを見るとそれが現実味を帯びてきている。
もはやそこに備えるしかない。