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ふじくまさんのブログ

あぜ道・けもの道は歩いても人の道は踏み外すな!

私が新宿で待ちぼうけを食らわされてから数日後、

突然、愛人からメールが届いた。

連絡が取れなくなっていた間、どうしていたのか?

なんと、彼女は覚せい剤所持で逮捕されていたと言うのだ。

執行猶予付きの判決が出て、ようやく連絡が出来るようになったと。

 

私はすぐに、ホステス仲間からの呼び出しの件を確認したかったので聞いてみた。

「私宛の荷物をホステスに預けたか?」と

すると

「そんなの知らない。拉致しようとしたんじゃない?」と

おそらく、仮に本当に拉致されていても殺されるまではないだろうなと。最悪、軟禁状態で覚せい剤を打たれ、中毒にしてから放り出すことぐらいの可能性はあったかもしれない。

結局、その時はまちぼうけを食らわされただけで何事もなく終わったからよかったけれど。

 

また、この時の担当検事が、

「初代アニー役をやった菅野志桜里検事」だったよと教えてくれた。

この時は、まさかこの菅野検事が「ライブドア」の役員だった山尾氏と結婚し、「山尾志桜里」となり民主党から立候補し代議士になるとは思ってもみなかった。

 

余談ではあるが、菅野志桜里さんがアニー役に合格した時、一緒に合格したのが、先日お亡くなりになったアントニオ猪木さんの娘、猪木寛子さん。

更なる余談として、アントニオ猪木の新日本プロレスの株が未公開株詐欺の商材として売られていたという事実がある。

最終的には新日本プロレス株は(株)ユークスが引き取ることになりましたが。

この新日本プロレス株のブローカーをしていたのが秋元司元自民党代議士も役員を務めていた仕手筋のワシントングループ。未公開株詐欺会社ワールドインベストメントの親会社とも言えるところ。

 

話を戻して、愛人だった人は覚せい剤所持で逮捕。

当然のことながらSMC投資倶楽部の実質的経営者だった暴力団の人も覚せい剤を使っている。俗に言うキメセクというもの。

この愛人は覚せい剤に染まっていく様子を自身のブログ「溺れる日」で赤裸々に綴っていた。

残念ながらこのブログは今は削除されていて見ることは出来ない。

 

私はこのブログの中で印象に残ってる部分がある。

「家の中で誰にも迷惑をかけずにする分には何の問題はない。覚せい剤は大人の遊びや」

こう主張して愛人にも覚せい剤を打っていた。

なるほど覚せい剤をしている人ってこういう感覚なんだなと納得した記憶がある。

 

そしてこのSMC投資倶楽部も摘発を受け実質的経営者だった暴力団員も逮捕されることになる。

彼女が逮捕された時に全てを警察で話していることが大きかった。

 

全ての捜査が終わった後に私の携帯に電話がかかってきた。

千葉県警からだった。

「愛人の人と直接一回会ったファーストフードの店の少し離れた所で経営者の暴力団の男はずっとあなたの様子を伺っていたよ」と教えてくれた。

 

この愛人の人は後にホステス時代の客だった中小企業の社長と結婚したらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛人の人からの連絡が断って、数日。

これはもう行くしかないなと。メールに書かれた実家の住所に。

途中、雨も降り出しビショビショになりながらも愛人の実家にたどり着く。

夕方ぐらいだったと思う。しかし、ノックをすれど応答無し。

ここまで来て何も無しで帰るわけにはいかんなあと、少し時間を置き再度ノック。

すると母親だと思われる女性が出てきて、娘についての思いを少し話してくれた。

帰り間際、雨に濡れてる私を見てビニール傘を手渡してくれた。

 

正直、母親に会ったところでという感じでもあった。

そうしている内に、私の携帯に見覚えのない番号からの電話が。

愛人の人は銀座でホステスをしている。そのホステス仲間からの電話だった。

「彼女最近、店に来てないのよ。それで彼女から私宛の荷物を預かってるから直接渡したいんだけど?」とのこと。

それで、新宿アルタ前で待ち合わせすることになった。場所は私が決めた。

以前、ある人から一番安全な待ち合わせ場所はどこか分かるか?と聞かれたことがある。

その人曰く、それは「交番の横」だと。

さすがに交番を待ち合わせ場所にするのは露骨すぎるかなと思ったので、真正面に交番が見える新宿アルタ前を指定したわけです。

 

更に私は知り合いのジャーナリストに、これまでの経緯と愛人のホステス仲間に会いに行く旨を事前に伝えておいた。

 

そして、待ち合わせ当日。

待ち合わせ時間になったが来ない。すると私の携帯に電話が。ホステス仲間から。

「まだ埼玉にいて、今そっちに向かってるから」

とのことだった。

まあ、着けばまた電話をくれるだろうと私は近くのネカフェに入り時間つぶし。

しかし、それ以降一向に電話がかかってこない。こちらから架けなおしても出ない。

結局、私は待ちぼうけを食らわされて終わってしまった。

 

帰った後、事前に伝えておいたジャーナリストに待ちぼうけで終わったことを伝えると、

「無事で何より」と。

 

 

 

 

 

ワールドインベストメントは私からのレック石垣についての情報提供が留めを刺したともいえる。

ワールドインベストメント以外に印象に残っている未公開株詐欺会社に「SMC投資倶楽部」(以降、SMC)がある。

この会社は完全に暴力団が運営する会社。登記簿上の代表者は別の人の名前で登記されいるが実質的経営者は暴力団。

 

ここが何故印象に残っているのかと言えば、この会社の実質的経営者の愛人が私にコンタクトを取って来たからだ。この愛人は銀座のホステスだった。

実は私は未公開株詐欺会社を経営していた人の愛人だった人、2人に会ったことがある。

その内の一人がここ。もう一人についてはいづれ書くつもりである。

 

この愛人は、私にSMCの内部情報を色々と提供してくれていた。

「○○は××会の暴力団で△△は☆☆一家の暴力団」

「●●は元は▼▼という未公開株詐欺会社にいて、こっちに移ってきた」等々

 

何の意図を持って私と接触してきたのかは不明ではあったが情報を提供してくれれるのはありがたいので、しばらくメールでのやりとりが続いた。

そんな中、実際にお会いしませんか?という話しになり、水天宮前駅近くのファーストフード店の2Fで会うことになった。

この時、どんな話をしたかという詳細は覚えていないが、SMCが今どんな銘柄を扱っているか的な話だったような気がする。

一つ覚えているのが、「デジタルチェック社」について聞かれた時に私は、

「デジタルチェックも上場は無理」と言ったら

びっくりした様子で

「え~デジタルチェックだけは上場出来ると思ってた」と言ったこと。

 

実際に会ったのは、この1回きり。

その後、再びメールでのやり取りになるわけだが、

ある時、「うん?どうした?」という内容のメールが届いた。

 

メールの内容は、

「もし私に何かあって連絡が取れなくなったら実家の親に連絡してほしい」

と実家の千葉の住所を書いたメールを送ってきた。

更に、

「○○(SMCの実質的経営者)の家のポストに覚せい剤を入れたから、警察に連絡して○○を逮捕してもらって。彼は覚せい剤のやり取りはいつもポストに入れてもらってるから」

 

このメールを最後に私がいくらメールをしても返信が返って来なくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋元司の件は一旦置いておいて、ワールドインベストメント社(以降、W社)についてもう少し書かせていただくと。

私は当然のことながらW社の登記のみならずW社が扱っていた銘柄の登記もあげていた。

W社が扱っていた銘柄の一つに「田村」という会社があった。

この田村の登記をみると会社分割をして沖縄県の石垣市に「レック石垣」という会社を作っていることが記載されてる。

この時はさほど気にもしていなかったが、後で重要なポイントとなる。

 

愛知県警により家宅捜査を受けたW社。

多くの資料が押収され未公開株販売の営業は出来なくなった・・・はずだった。

私は未公開株詐欺についてはMIXIのブログでずっとリアルタイムで書いていた。

そのブログを見て、私に連絡を取ってきた人がいた。

それがなんと、現在レック石垣でテレアポの仕事をしているという人からだった。

 

話を聞いてみると、

レック石垣が地元石垣市で営業電話のテレアポの求人募集をかけていて、それに応募し採用されたということだった。

仕事内容は未公開株投資の営業電話。

その内にテレアポで採用された人たちの中でヒソヒソと「これって詐欺なんじゃないの?」と噂されるようになってきた。

その内の一人がネットで私を見つけ連絡を取ってきたということだった。

 

営業で使っている資料類も送ってくれるということだったのですぐに送ってもらい。

その情報を元に私は愛知県警のW社の捜査本部へと電話連絡。

「W社が沖縄にレック石垣という会社を作り、そこで未公開株詐欺を今も続けていることはご存知ですか?」と。

愛知県警はそれは知らないと。

当然と言えば当然、愛知県警がW社に家宅捜査を入れた後にレック石垣で未公開株詐欺よを始めたんだから。

私はテレアポの人から資料が届くとすぐにそれを愛知県警の捜査本部へ郵送した。

 

ポイントはW社が会社分割をしてレック石垣を設立したのではなく、株を発行してた側の田村が会社分割をして未公開株を売らせていたということ。

つまり未公開株を売っていた側と売られていた側が完全にグルだったということ。

当然のことながら、この田村の社長もW社の幹部らと共に逮捕された。

 

もちろん、こうなると裁判での心証は最悪。情状酌量の余地無し。反省の色無し。再犯の可能性は大きい。

となれば結果、初犯であるが執行猶予もつかない実刑判決。

 

私はこの時、愛知県警以外にもW社の未公開株詐欺を取材していた愛知のテレビ局の記者、新聞社の貴社の方にも取材協力、資料提供をさせていただいた。

 

 

 

 

 

 

DHCの偽造株事件以降、詐欺師や暴力団が次々未公開株詐欺に参入し未公開株詐欺全盛期を迎えることになる。

この中で、未公開株詐欺業界最大手と呼ばれる会社があった。

それが「ワールドインベストメント社」。

この会社は後に名古屋に「ワールドネットインベストメント社」という名古屋支社のような会社があったこともあり、愛知県警により家宅捜査を受け摘発されることになる。

 

もちろん私は愛知県警が家宅捜査に入る前からワールドインベストメント社(以降、W社)の登記もあげていた。

一般人でも出来る簡単な調べ方として、

まず、W社の登記をあげる。登記には元及び現在の役員の名前が載っている。

その載っている役員の名を順番に一人ひとりググっていく。

そうすると、役員の中で別の会社の役員にもなっている人もいるわけです。

そうしてヒットした会社の登記をまたあげる。

 

それを繰り返していく内に、W社が当時増資マフィアとも呼ばれた大手仕手筋である河野博晶を代表とする「ワシントングループ」とのつながりが見えてきたわけです。

そこで私はワシントングループ各社のわかる限りの登記をあげていった。

そして、はっきりしたことがW社はワシントングループの1社である「ワシントンインターナショナル社」の幹部たちが設立した会社だということ。

 

私はワシントングループ各社の登記をあげていく中でひとりの国会議員の名前を発見することになる。

それがIR汚職で逮捕された「秋元司元代議士」(当時は参議員でした)。

秋元司元代議士はワシントングループの1社である「ワシントン社」の役員として名を連ねておりました。

そして参議員に当選後すぐ役員を退任。

 

私は当時、未公開株詐欺についてはMIXIの方にリアルタイムで日記を書いておりましたが、秋元司とワシントングループとのつながりを書いたのは、おそらく私が初めてだったのでは?少なくともそういう記事を私はそれまで見たことがなかったので。