未公開株詐欺顛末記 その4 | ふじくまさんのブログ

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DHCの偽造株事件以降、詐欺師や暴力団が次々未公開株詐欺に参入し未公開株詐欺全盛期を迎えることになる。

この中で、未公開株詐欺業界最大手と呼ばれる会社があった。

それが「ワールドインベストメント社」。

この会社は後に名古屋に「ワールドネットインベストメント社」という名古屋支社のような会社があったこともあり、愛知県警により家宅捜査を受け摘発されることになる。

 

もちろん私は愛知県警が家宅捜査に入る前からワールドインベストメント社(以降、W社)の登記もあげていた。

一般人でも出来る簡単な調べ方として、

まず、W社の登記をあげる。登記には元及び現在の役員の名前が載っている。

その載っている役員の名を順番に一人ひとりググっていく。

そうすると、役員の中で別の会社の役員にもなっている人もいるわけです。

そうしてヒットした会社の登記をまたあげる。

 

それを繰り返していく内に、W社が当時増資マフィアとも呼ばれた大手仕手筋である河野博晶を代表とする「ワシントングループ」とのつながりが見えてきたわけです。

そこで私はワシントングループ各社のわかる限りの登記をあげていった。

そして、はっきりしたことがW社はワシントングループの1社である「ワシントンインターナショナル社」の幹部たちが設立した会社だということ。

 

私はワシントングループ各社の登記をあげていく中でひとりの国会議員の名前を発見することになる。

それがIR汚職で逮捕された「秋元司元代議士」(当時は参議員でした)。

秋元司元代議士はワシントングループの1社である「ワシントン社」の役員として名を連ねておりました。

そして参議員に当選後すぐ役員を退任。

 

私は当時、未公開株詐欺についてはMIXIの方にリアルタイムで日記を書いておりましたが、秋元司とワシントングループとのつながりを書いたのは、おそらく私が初めてだったのでは?少なくともそういう記事を私はそれまで見たことがなかったので。