未公開株詐欺顛末記 その1 | ふじくまさんのブログ

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あぜ道・けもの道は歩いても人の道は踏み外すな!

私は自分のプロフに投資系詐欺被害者の相談にのって20年とか書いている。

もちろん、これは嘘ではない。

ただ、私は詐欺被害者に騙し取られたお金を取り返します。とかいうことは一切言ったことがない。もちろんネット上にもそういう記載は一切していない。

もちろん私は被害者から1円たりともお金を受け取ったりはしていない。完全ボランティア。もし1円でも受け取っていたら、弁護士法違反で告発されるのは目に見えていたしね。

 

そもそも詐欺被害者が「お金」を取り返したいなら、まず私ではなく弁護士さんのとこに相談に行くはずである。

では、私のところに相談しにくる詐欺被害者は私に何を求めて来ているのかと言えば、それは「情報」である。

 

だから私のとこに来る相談のパターンはほぼ2パターン。

一つ目が、

『○○という会社から××という未公開株が△△に上場予定だと勧められてるが、本当に上場しますか?』

というもの。

二つ目が、

『○○という会社から××という未公開株を買ったのですが、○○と急に連絡が取れなくなった』

とうもの。

 

前者は企業が上場するためには、どういう基準や手順が必要かを知っていれば分かる話。

基本的に上場しない、もしくは出来ない企業ばかりなので買わないようにアドバイスすればいい。

もちろん、購入前ならそれでいいのだが、すでに買ってしまっている場合もある。

その場合は、とりあえずは駄目元で購入のキャンセルを申し出て返金をしてもらうように業者に連絡を入れてもらうしかない。

意外とすんなり返してくれるケースも多々あるんですよね。詐欺側からしてみれば裁判とかなって揉めるより返金しても、またすぐ別の人に売ればいいという感覚だったのかもしれない。

 

問題は後者。ある意味そんなこと私に聞かれてもっていう話であるんですが。

実際に見に行ったこともあるんですよね。連絡が取れなくなったという業者が入っていたビルまで。本当にもぬけの殻になっていて逃げた後だったこともある。

この場合、住所と社名を変えて未公開株詐欺を続けているケースも多い。

一応、会社の登記をあげて見ると、とりあえずは代表者の住所だけは分かるわけです。

実際には、もう住んでいない場合もありますが。

 

私のとこに来る相談は上記2パターンが多いのですが、それ以外の相談。

例えば単純に騙されたのでお金を取り返したい的なのは、詐欺師が被害者を装って私にメールをしてくる場合が多い。普通は弁護士に行くパターンですよね。

恐らく私の手口や動きを探るために、わざわざそんなメールをしてくるんでしょうね。

詐欺師側が何故そこまで私を警戒していたのかは分かりませんけどね。

とりあえず、これ嘘っぽいなと思っても一応1回は返信するんですよね。

普通はその後数回はメールでやりとりしなやいけない内容なのに、詐欺師が被害者を装ってきた場合、1回返信してもその後の折り返しが無いんですよね。

最初の内は1回は返信してたのですが後半は、明らかに詐欺師からの嘘のメール相談は面倒なのでスルーするようになりましたけどね。