秋元司被告の裁判傍聴してきました  その2 | ふじくまさんのブログ

ふじくまさんのブログ

あぜ道・けもの道は歩いても人の道は踏み外すな!

ようやく、法廷内に入れ、ほぼ真ん中辺りに私は座った。

コロナ下だから席は一つづつ空けて座るようにされている。

裁判長側に向かって左側に報道陣専用席が用意されている。

 

ちなみに今回の裁判は秋元司被告だけでなく、秋元の元政策担当秘書の豊嶋晃弘被告も同時に行われている。

すぐに秋元、豊嶋両被告が法廷に入ってきた。

傍聴席から見て左側が原告、右が被告席。

裁判が始まると、まず秋元、豊嶋両被告が裁判長の真正面に立たされる。

立たされたまま、主文を丹羽裁判長が読み上げる。

 

「秋元被告、懲役4年、追徴金757万~(1円単位までの細かい額)、豊嶋被告、懲役2年、執行猶予4年」

 

両被告は席に戻って、これからは判決に至る経緯を裁判長が長々と朗読していくわけです。

 

私はその間、ずっと秋元、豊嶋両被告や弁護団の様子を観察してました。

秋元はネクタイをしてるが、豊嶋は何故かノーネクタイ。

もちろん、秋元は議員バッチも付けている。

秋元被告と弘中弁護士は、ほぼずっと腕組みした状態で裁判長の朗読を聞いている。

数回、不服そうな仕草を見せたりもしていたが。

 

しかし弁護団の数がすごい、秋元の右隣には有名な弘中惇一郎弁護士が座る。左側には一人置いて豊嶋被告が。豊嶋被告が一番、傍聴人に近いところに座っている。

前列には両被告を含め5人、後列には8人の弁護士団が座っている。

私が気になったのは弁護団のマスクの色。

前列は全員白マスク、後列は5人が白、3人が黒、1人が青。

弁護団は黒マスク付けちゃいかんやろと、心の中で突っ込んでると、なんと黒マスクの一人が途中で白マスクに変更。しばらくして、また黒マスクに戻すという謎の行動。

 

また、私が座った前の座席には絵描きさんが座っていて、法廷内の絵を描いている。

見たら、前列はほぼ絵描きさん。5人ぐらいいたかな?法廷内の様子や秋元被告の顔をずっと書いてる。

おそらく裁判長の話は一切聞いていないと思う。

ただ、絵描きさん達は絵が描き終わると法廷から出て行くので、絵描きさん達が出た後は私の前方の視野が広がるわけです。

あの絵は外に出てから色が塗られ、そしてニュース映像で使われるわけですね。

 

そして報道陣は、おそらく判決文をずっとメモってるのかな?途中で交代しながら。

最初に結論から言ったから、すぐに誰から外に出て伝え、地裁前に各社の中継車が止まっていたので、朝のワイドショーとかで速報として報道されたんでしょうね。

私は法廷内にいたから見れなかったけど。

 

そして、報道にある「公人としての倫理観はおろか、最低限の順法精神すら欠如している」と

語ったのは朗読の一番最後。

要は、秋元被告は初犯でもあり、自ら進んで強く賄賂を要求していた様子でもない。ということで、本来なら秋元も執行猶予の付いた判決が出る予定だった。

しかし、保釈中に証人を買収したということで再逮捕されてしまった。

これが決定的となり、「前代未聞の司法妨害であり、公人としての倫理観はおろか、最低限の順法精神すら欠如している、また反省の色も見えない」として実刑判決になったわけです。

だから証人の買収がなければ執行猶予が付いた判決になったはずなんですよね。

 

ちなみに、秋元司被告は初犯ですが豊嶋晃弘被告は小林興起元議員の私設秘書だった時代に、

他人の投票入場券を使ってなりすまし投票をしたということで、公職選挙法違反(詐偽投票)で逮捕された経歴があります。

 

また秋元被告はかつてワシントングループという仕手筋の幹部でした。

そのワシントングループの一部が未公開株詐欺で強制捜査を受けた後で、

沖縄の石垣市に会社を設立し、そこで未公開株詐欺を続けました。

この行為により、彼らも初犯であるのに係わらず実刑判決が下りました。

ちなみに、この石垣市でまだ未公開化株詐欺を続けてることを愛知県警の捜査本部にチクッったのは私です。

 

この裁判が10時に始まって終わったのが11時半ごろ。裁判長約1時間半も朗読してたことになりますね。お疲れ様です。しかもマスクしながら。

で、気が付いたんだが、裁判長、途中で水分補給とかしてたかな?しなかったんじゃないかな?

 

ということで法廷を後にして、まだお昼だし、ついでに他の詐欺や覚せい剤の裁判でも見にいくかな?とも思ったんですが、今回は止めにして、東京地裁から徒歩でもいける整備されて綺麗になった将門の首塚にお参りににいくことにしました。