ポスト安倍を占う | ふじくまさんのブログ

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占うと書いても私は占い師でも何でも無いので単なる私の個人的予想、推測でしかないのですが。

秋に自民党総裁選挙がある。

この次期自民党総裁が来年4月の統一地方選挙、7月の参院選挙の顔になる。

来年の国政は参院選挙、つまり政権選択選挙では無いから、有権者も現政権の批判票を野党に投じやすい。

また、自民党総裁選挙には国会議員票だけでなく地方票もある。

総裁選挙の翌春には統一地方選挙。地方議員にとって誰が次期総裁になるかは死活問題にかかわってくる。

 

私は今の状況で安倍総理を3選させるというのは非常に厳しい選択だと思う。

もちろん、秋までに安倍内閣の支持率がV字回復するようなことがあれば話は別ですが、

今問題になってる森友学園に加え加計学園、日本航空学園、名古屋市立八王子中学と学園ものシリーズがまだまだ続く以上、

支持率の回復は非常に厳しいと考えるのが一般的。

 

もちろん安倍総理が再び総裁選に立候補することも考えられる。

というのも安倍内閣の支持率が落ちたからといって逆に野党の支持率が上がっているかと言えばそうではない。

つまり、安倍総理のままでも大負けはしないのではないか?という読みもある。

 

ここは安倍総理が次期総裁選挙には立候補しないという前提で予想してみる。

巷で言われる次期総裁候補として名前が挙がってるのが

・岸田文雄政調会長

・石破茂前地方創生担当相

・野田聖子総務大臣

あたり。

 

私の予想では上記3人の誰でも無いと思う。

岸田政調会長は安倍総理からの禅譲を期待してるような報道を見るが、もしそうなら考えが古い。

一昔前の自民党なら次期総理総裁は岸田政調会長でほぼ決まっていたと思うが、今の自民党は昔の自民党とは変わってしまっている。

昔の自民党なら現政権がもう駄目だとなれば、党内の非主流派から次期総理総裁を立て党内で政権交代が行われていた。

しかし、今は違う。党内で政権交代が起きない。

顕著な例が森喜朗元総理から福田康夫元総理まで4代続けて清和会から総理総裁を出してるということ。

麻生、谷垣を挟んで再び安倍総理総裁。

 

ここで現時点での派閥の人数を確認。

自民党の衆院議員数が283人、参院議員数が123人。

安倍総理の細田派は衆院議員59人。麻生派は44人そして二階派が36人。

そして無派閥に安倍支持者がたくさんいる。

参院も細田派37人、麻生派15人、二階派8人。+無派閥。

細田、麻生、二階この3派でそれぞれ衆参の過半数を握っているということになる。

つまり、この3派の支持を取り付けないことには総理総裁にはなれないということになる。

 

安倍総理がもし、退任し後継を指名するなら政治思想が違う岸田政調会長は指名しないと思われる。

安倍総理がもし後継をしめいするならば政治信条が近く、アベノミクスを継承する人が条件になる。

さらに憲法改正への道筋をつけれる人。

 

となれば、安倍総理が退任するなら細田派、麻生派、二階派もしくは無派閥の中から上記の3人とは別の新たな候補を立ててくる可能性が高いと思われる。

ただ安倍総理は一旦退くだけで再々登板を考えてくるはず。何故なら憲法改正はどうしても自分でやりたいという思いが強いであろうと思われるから。

つまり、次期総理総裁は安倍再々登板までのつなぎ、ワンポイントリリーフのような感じになるのではないかと。

だからといって安倍親衛隊のような人は逆に駄目だと思うので、それぞれの派閥、無派閥の中で誰を立ててくるか?

 

議員としての経等や年齢を考慮して予測した場合

・甘利明元経済財政担当大臣(麻生派)

・菅義偉官房長官(無派閥)

・中曽根弘文元外務大臣(二階派)

・塩崎恭久前厚生労働大臣(無派閥)

辺りになるのではないかと予想。

中曽根弘文元外務大臣は、今問題になってる前川喜平前文部事務次官の義理の弟。逆におもしろいかなと。