こんにちは! 

  ・・・じゃなくて、新年、明けまして、おめでとうございます!!

    ・・・ですね!?

 

2022年、新年の明野の丘から甲斐駒ヶ岳・アサヨ峰を仰ぎ見る・・・ハイジの村から


さて今日は、2022年が明けて早くも1週間が過ぎ、1月7日、七草です。


皆さん七草粥は召し上がりましたか?


・・・と、その前に、皆さん良いお年を迎えられましたか?


昨年、一昨年と新型コロナで右往左往させられて、今年はなんとか良い年でありたいと念じていた矢先、またまたオミクロン株の感染爆発で、第6波の波がすぐそこまで押し寄せて来ているようで、なんともやりきれません!!


でもコロナなんかに負けては居られません!


コロナを回避しつつ、少しでもいつもの生活を取り戻さんと、先日3日、毎年恒例となっている初詣に出かけました。


朝食を済ませ、小回りのきくココアで、広域農道を韮崎方面に向かい、昇仙峡ラインに入り、深田久弥公園を左手に見て、一路昇仙峡方面に向かって進み、二つの峠を越えた所、去年も詣でた商売繁盛の神様、金桜神社に今年も詣でました。


駐車場からの参道に架けられた朱の鳥居

   ・・・正面の参道にはこの2周り以上大きな鳥居が架けられています



昇仙峡を上り詰めた奥に鎮座する深い杉の森に囲まれた金桜神社、起源は約2000年前にさかのぼり、各地に疫病が蔓延した折、諸国に神を祀って悪疫退散と万民息災の祈願をし、甲斐の国においては金峰山山頂に御祭神である少彦名命すくなひこなのみこと)を祀ったのが当社の起源とのことで、ゆえに金峰山山頂本宮であり、当社はその里宮にあたるとのことです。



金桜神社の境内・・・朱塗りの神殿が朝日を浴びて美しい


疫病が蔓延した折、悪疫退散と万民息災の祈願をするために建立されたとされるのだから、コロナ退散祈願には持って来いの神社だったわけだ! 


去年の熊手やおをお返しし、境内で振る舞われる美味しい甘酒をいただいて、より御利益有りそうな大きな熊手破魔矢、そして交通安全のお札を2台分いただいて帰ってきました。

 

とまあ、無事初詣も済ませ、我が家の古き住人? いや、古き住犬ココアと新しき住犬モモも、



 「今年も よろしくお願いします!」 と、申しております。



七草と言えば、昨年の秋だったか七草を短歌にした歌で覚えると覚えやすいと書いたと思いますが、覚えていますか?


セリ ナズナ
  ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ

    スズナ スズシロ

       春の七草


如何です!? 簡単に口ずさめますか?


セリは、、田んぼの畦に生える野草ですよね。

ナズナなずな、これも田んぼの畦などに生えるアブラナ科の野草、ぺんぺん草のことです。

菜の花を小さくした様な花で、花が終わると三角形の小さな実が着いて、軸をくるくる回転させると実同士がぶつかり合ってペンペン鳴るのを面白がってた子供の頃を思い出します。

ゴギョウハハコグサ(母子草)のことです。かっこよく言うとエーデルワイスの仲間ですよ!

ハコベラは野原や田んぼ、畑の端に生える野草、はこべのことです。

子供の頃、飼っていた小鳥のジュウシマツの餌として摘んで与えたのを思い出します。

ホトケノザ仏の座コオニタビラコ子鬼田平子)とも言い、しめった場所を好む野草で、小さな黄色い花を咲かせる菊科の多年草です。

野原などに群生する紫色の小さな花を咲かせるシソ科の一年草も同じ名前、ホトケノザですが、それとは別種ですので間違えないように!

スズナスズシロはどちらも野菜で、スズナスズシロ大根のことです。


どうですか? 

七草全部覚えられましたか? 

  ・・・どう言う物かが分かると意外と覚えられるでしょう!?


7日(旧暦の1月7日・・・人日の節句)に七草粥を食す習慣は、邪気を払い、万病を除く占いとして食べたのが始まりのようで、疲れた胃を休め、栄養に乏しい冬場の食事を補う意味もあったようです。


小正月1月15日に食す物は「七種」と言われ、これも「ななくさ」と呼んだそうです。現在元々の意味は失われ風習だけが残り、1月7日に7種の野草、野菜を刻んで入れた粥が食されるようになったようです。


・・・我が家では数日前に7種までは行かないまでも野菜を入れた粥を食しちゃいました。

   ・・・これでコロナ退散が叶えば良いんですけどね!?

      ・・・種類が足りないって!?



新しい年を迎えると日は、一日、一日伸びて、日差しも日増しに強くなっていくのが分かります。


1月7日、七草粥をいただき、お正月飾りを取り払い、


心機一転、


「さあこれから新しい年の仕事始め! 新学期の始まり!」


なんて言って、初めての年の新学期、初めての日、勇んで登校した子供の頃が思い出されます。


そして登校が始まって1週間、1月15日・・・その日は小正月


朝、母が作ってくれた小豆入りのほんのり甘い小豆粥(おかゆの中に茹で小豆と焼き餅が混じって、お餅は鏡餅を砕いて割って焼いたお餅)をほおばって学校に行って・・・

学校終わると、すっ飛んで帰ってきて、家の近くの四つ辻に集まって、小正月の行事、“団子焼き” が始まります。

  ・・・場所によっては “左義長”、”どんど焼き” などと言われていますが、小生の田舎、神奈川県藤沢の農村地帯では “団子焼き” と呼ばれていました。


各家から取り外した正月飾りやお札などが運ばれてきて、焚き火が始まります。

そして先端が三つに分かれた枝に刺された赤、白、緑色の大きな団子を焼いて、あつあつを頬張ります。


冬の楽しい子供の頃の思い出です。



今回は、少しばかり小生の子供時代の冬の思い出を書かせてください。


団子焼には前準備があるんです!


小生は6人兄弟の末っ子、上には姉が3人、兄が2人、今も健在です。


だから物心ついた頃から兄や姉の後ろを追いかけて遊びに加わっていました。

かくれんぼしたり、鬼ごっこしたりしてもいつも “味噌っカス”!


鬼になれば、

「まだ数えられないから “だるまさんが転んだ” を三回言えば良いからね!」

なんて言われて、

探し回ったり、追い駆け回ったりしたものです。

   ・・・字の数数えてみてください。  ちゃんと10になりますよ!


そんな遊びの延長線上に “団子焼き” が有りました。


七草が明けて、小正月の準備、


兄たちは山にナイフや剪定ノコを持って、団子焼き用の枝を探しに山に入ります。


小生も後を追いかけ山に入ります。


コナラクヌギの枝を探し、団子焼き用の3つに枝分かれした手頃な枝を探して切り出すのです。

そして神棚荒神様竈の神様)に捧げるお飾り団子用の枝も切り出します。

神棚におと一緒に飾る小さな枝や竈の前、土間に飾る大きな枝を探して切って持ち帰るのです。


遊びながら親の手伝いをしているのです。


持ち帰った枝には、母や姉たちが上新粉を練って丸めて蒸かして作った丸い団子を挿して飾ります。


団子焼き用の枝には径5センチくらいの大きな赤と白と緑色の団子を、お飾り用の枝には径3センチほどの小さな団子を取り付けます。

お飾り用は団子の他に径3、4センチほどの小さなミカンも挿して飾るのです。


そして小正月が来るまで家の中、神棚の周りは華やぎます。

  ・・・子供達は小正月が来るのを今か今かと待ち望みます。

     ・・・団子や一番楽しみなミカンが食べられるからなんです。

大きな団子を挿した太い枝は床の間に飾られてその日を待ちます。


お正月頃の楽しい遊びと言えばまだあります。


それは団子焼きが済んでからもよく遊んだ遊びです。


学校から帰ると、兄や姉たちは母や父に言われて、言われなくとも、やっていました。


それは “麦踏み” そしてそれに連なる “遊び” です。


麦踏みは、字の通り、の生えそろった畑に出て、その小さな麦の芽を一本残らず踏み潰すのです。


子供の足と軽い体重がちょうど良いのかもしれません。


の生えそろった畝に向かって、90度向きを変えて立ち、を足で踏みつけていくのです。


隙間無く、小刻みに足を進めて、を踏みつぶすのです。


「何で、そんなことを!?」


と、おっしゃるでしょうが、それがにとって、良いことなのです。


こうしないと、冬の寒さで生じた霜柱麦の根っこまでも持ち上げて、そのままでは日差しにやられて乾いて枯れてしまうのです。


踏み潰すのはでは無く、霜柱で持ち上がった土を踏み固めて、根を落ち着かせる技なのです。


こうして大人達のお手伝いをしたあとは、楽しい遊びが待っています。


小生も兄たちの後を追いかけ、一緒に遊び回りました。


彼岸花の葉は花と異なり、冬地表に姿を現し、花の咲く時期には枯れて無くなります。


畑の近くにあった大きな竹藪の斜面には彼岸花の葉が生い茂っていました。


彼岸花の葉は細長く密生し、表面はつやがあって、滑り安いのです。


その葉の生い茂った斜面を滑り台代わりにして何度も滑ってはしゃぎ回ったことを懐かしく思い出します。


麦踏みは立派な仕事、仕事も遊びとして楽しんだ、子供の頃、今、麦踏みなどと言う言葉は死語でしょう。


麦踏みしている光景など見たこともありませんものね。


なんでも、どんなに狭い畑でも、トラクターさえ有れば何でも出来てしまう世の中ですからね。


小生が子供の頃は、体験から知識を得て、知恵を学んでいたように思えます。


そしてその体験が知識が、知恵が応用力の源だった様に思います。


何か訳の分からない事が起こっても、


「これはあれと同じことだからこうすればきっと大丈夫だ。」 


 なんてね。



七草からとんだ話に発展してしまいましたが、


たまにはこんなとりとめも無い話も良いかなって、


写真ばかりじゃ無くてね!?


では今日はこの辺で・・・



次回、又


お楽しみにね!!