今日は9月16日、9月も後半分になって、今年も4分の1を切ってしまいましたね。
秋は何故かそんなことばかり考えてしまうのか、寂しさを感じる季節ですね。
今、お昼を少し回った頃で、台風18号の影響か雲の多い空を見上げながらこれを書いてます。
ちょっぴり間が空いたので書き始めたのですが、明日からまたお泊まりのお客様が入ります。
台風の接近を心配して、こちらから如何されるかお伺いしたのですが、
「ハーミテージ・ウィステリアでゆっくり出来れば良いので、雨でも行きたいんです!」
と、言われました。
昨年の7月の丁度同じ日に来庵されたお客様で、とても気に入ってくださったようで、とても嬉しく思っています。
無事のご来庵を祈っております。
さて今日は、そんなハーミテージ・ウィステリアの秋の様子や明野の秋の様子を紹介したいと思います。
明野は今、秋の収穫を待つばかりとなっています。
一昨日14日の朝、久しぶりにカメラを持ち出し、ココアと3人で明野の田んぼを散歩しました。
農家の庭先は秋の花がさかんに咲き誇り、田んぼの稲穂は重く垂れ、刈り入れを待つばかりとなっています。
秋の朝の日差しの中、コスモスが今は盛りと咲いていました。
農家の集落を抜けると広がる棚田の風景!
黄金色に実った稲田が甲斐駒ヶ岳にむかって広がっていました。
稲田からアルプス方面(西方面)を望む
・・・左から鳳凰三山、アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳の峰々
稲田から櫛形山方面(南西方面)を望む
8月のお盆の頃、青々とした田んぼに稲穂が見え始めたと思っていたら、もう田んぼは黄金色に変わり、収穫を待つばかりとなりました。
稲田から茅ヶ岳方面(東方面)を望む
稲田から八ヶ岳方面(北方面)を望む
この台風が過ぎ去ったらいっせいに刈り取りが始まるのでしょう。
例年なら既に刈り取りが始まっているのですが、今年は8月の天候不順で少し遅れているようです。
でも、山梨県のお米の出来は豊作のようで、農家の方も胸をなで下ろしているでしょうね。
たわわに実る稲穂
茅ヶ岳に向かって棚田をのぼり、我が家に向かいます。
秋風に穂先を揺らす稲田を見ながら、ココアに手を引いてもらいながら我が家に戻り、朝の光の中で咲く花たちをカメラに収めました。
その中から幾つかご紹介しましょうね。
初秋のハーミテージ・ウィステリアのガーデンは春や夏のような華やかさはありませんが、過ぎ去った夏を惜しむかのように咲いています。
門柱周りではペチュニアやガウラ、ナスタチウムたちが何度目かの花を咲かせています。
そして9月になって咲き始めたブルーセージやアメジストセージも競って咲いています。
門柱の上に置かれたピンクのサフィニアの花
一度切り詰めた幹から芽生えた新芽にいっせいに花をつけました。
大きな鉢に一株植えられたピンクのサフィニア、一抱えもある程に大きく育ちました。
・・・これらは皆、去年の株を冬越しさせたものです。
サフィニア、ペチュニアは全て昨年からの株と実生株を育てたもので、他にも沢山、地植えや鉢で育てています。
赤、ピンク、白のガウラ、ブルーセージ、白花のフロックスなどが競って咲いています。
初夏から咲くガウラ
・・・何度切り詰められても、その度に新しい花序を伸ばし、霜の降りる頃まで元気に咲き続けます。
ガウラの中に混じって咲く、ブルーセージの花・・・さわやかなブルーが特徴の花です。
玄関前も鉢花が元気に咲いています!
夏の暑さで疲れていた花たち、秋の気配を感じてか、9月に入って元気回復!
競うように咲き始めました。
黄色、白色の小花、中花のジニア、ピンク、濃い紫、赤紫色のサフィニアやペチュニア、ブルーサルビア、ブルーのルリマツリの花、黄色のナスタチウム、赤や朱やピンクのゼラニウムの花たちが一斉に咲いています。
あんどん仕立てにしたルリマツリの鉢植え
・・・昨年の株を冬越しさせて育てた株です。
フロックスに似たブルーの花を沢山つけるルリマツリ
・・・初夏から秋10月頃まで咲き続けます。
玄関ポーチ脇にはゼラニウム、ブルーのイソトマ、ジニア、宿根ネメシアたちが咲いています。
夏の間疲れて消えかかっていたナスタチウム、9月に入り、葉が茂り、再び咲き始めました。
もう一つのガーデン、アトリエガーデンも今夏の異常な暑さで夏枯れていましたが、次第に元気を回復しつつあります。
アトリエガーデン入り口、小径の脇にもガウラが咲き乱れています。・・・春のフランス菊に替わって
夏の暑さで疲れていたダリアも元気を回復しつつあります。
リンゴ(アルプスの乙女)が赤く色づきました。
今ガーデンには他に、ピンク色の花トラノオや黄花のルドベキアタカオも咲いています。
これから四季咲きバラやコスモス、黄色い花を沢山つけるヤナギバヒマワリたちが咲き始めます。
短い秋の日差しを惜しむかのように咲くそのけなげさは、秋咲きの花の花色の鮮やかさから感じ取ることができます。
さて最後にもう一つ、明野の絶景をお見せしたいと思います。
明野と言うか、我が家からの絶景と言った方が良いかもしれません!
それは夕映えです!
秋の今頃、太陽が甲斐駒ヶ岳の後ろに隠れると、空は一面赤く輝き始めます。
次の一枚は、先日13日に撮影した夕映えです。
青い空がまだ残っている頃から秋特有の筋雲が赤く染まり始め、刻々とその姿を変えていきます。
青い空は次第に濃い青ねずみ色に変わって、やがて虫の音とともに夜の帳が下りていきます。
次の一枚は、昨年の10月9日に同じ我が家のデッキから撮影したものです。
赤く染まったコントレール(飛行機雲)がしばらく輝いていました。
夕映えのあまりの美しさにシャッターを切っていると、左から始まった飛行機雲が次第に伸び、甲斐駒ヶ岳の頂の上に掛かりました。
何かに向かって突き進んいくような赤く輝く一本の筋、自然とカメラは、夕映えから夕映えのコントレールに向けられていました。
長くなりますが、実はもう一つ紹介したい絶景が有るのです。
それは又次の機会、うまく撮影できたら紹介します。
それは甲斐駒ヶ岳に掛かる天国への階段・・・です!
ヤコブの梯子、天使の梯子とも呼ばれていて、それを見ると「幸福が訪れる」とか、「願いが叶う」とか言われているようですが、明野では比較的良く見ることが出来るんですよ。
・・・「明野に住む人たちはみんな幸せなのかなあ!?」 て、思ってしまいますよね!
今度いつかまたご紹介します!
お楽しみにね!!