こんにちは!
今日は3月14日、お久しぶりです。
大分ご無沙汰してましたね。
バレンタインが過ぎて、ひな祭が過ぎて、今日はホワイトデー!
いつの間にか前回から1月余りが過ぎてしまいました。
その間に明野も大分春めきました。
1、2月は寒さの厳しい日もあり、山の雪は多かったようですが、今思うと今シーズンは意外と暖冬だったように思います。
3月3日ひな祭りの日、ハーミテージ・ウィステリアのガーデンからの南アルプスの様子
昨年11月24日に10センチほどの積雪があってから、それ以上積もった日は明野で一日も無く、数センチ積もった日が2回ほど有った程度でした。
この数日明野も暖かな日が続いています。
今朝ココアの散歩に出たとき、始めて防寒スーツを脱ぎました。
身軽な服装で田んぼの畦をココアと歩きました。
ちょっぴり冷たい空気が身にしみて、ピーンと気も引き締まり、心なしか気分も軽くなったように感じました。
ついこの間まで枯れ野だった明野の丘も少しずつ緑が増しています。
寒さに縮んでいた麦の葉も伸び始め、野焼きの後の真っ黒だった田んぼの畦もよく見るとヨモギやカンゾウなどの野の草たちの新芽が伸び始めていました。
ものの全てが、一日、一日と、春へと様変わりしています。
ハーミテージ・ウィステリアのガーデン の草花たちもいつの間にか芽をもたげ始めています。
いっせいに伸び始めたチューリップの芽
そしてクリスマスローズも可愛い花を開き始めています。
梅も一輪、二輪と咲き始めました。
湘南地方などではもう終わっているようですが、此方ではこれからです。
木瓜のつぼみも膨らみ始めています。
明野の春の様子を紹介するのももうすぐです。
雪景色から一転、春景色を紹介する前に、
今回は、この一月余りのハーミテージ・ウィステリアの様子をご紹介したいと思います。
いつも2月、3月はお客様の数も少なく、自分の時間を楽しめる時期、最近では近隣のお客様の知るところとなり、お食事のご予約が増え、なかなか時間も自由で無くなりつつあるこの頃ですが、なんとか合間を縫って、物作りの楽しみを堪能しました。
その一つ、先日、何十年ぶりかで絵を描きました。
20代の頃、ちょっとかじった油絵ですが、この40数年、道具は押し入れの中に入ったまま!
「旅で撮った風景写真を絵にしてみたら!」 と言う家内の後押しがあって、久しぶりに絵筆に触れることになりました。
アトリエも本来の使用目的を達せられるようになって来たってことかな!
2月15日から19日に掛けて、ベルギーの世界一小さい町デュルブイの中心を流れるウルト川とその河畔に聳えるウルセル伯爵の城館を絵にしてみました。
訪れたのが2014年の4月下旬、写真と記憶を頼りに何とか春らしい風景になるよう描いてみました。
半世紀近く経ってとった筆、なかなか思うように動かず、まだ未完成ですが、とてもお目にかける代物で無く、何卒ご容赦を・・・
家内もこの春からはまり込んだ物があります。
昨年のセルコホーム主催の 「我が家自慢写真コンテスト“カナダデー”」 の賞品としていただいた、クロスステッチ刺繍セット “赤毛のアン物語” を作り上げました。
沢山いただいた賞品の中、右下に写っているのが刺繍セットです。
額(別売り)以外、必要な備品が全てそろった刺繍セット
途中、糸が足りなくなって甲府の手芸店を歩き回っても無くて、専用額と一緒にネットで取り寄せ完成させ、今朝、我が家の“アンの部屋”、“朝日の差し込む東側の部屋”の壁に飾りました。
麦わら帽子と三つ編みの髪の左側がアン、巻き毛の髪に花飾りを付けた右側がダイアナ。
二人の特徴と二人の友情を描いた図案になっています。
お泊まりのお客様、誰もが泊まりたい部屋と言ってくださる部屋にまた一つ、アンのコレクションが増えました。
ランプはあるけど、窓からダイアナの住む家の窓は見えませんけどね・・・!?
そしてもう一つ!
ちょっと大きなものを作りました。
以前から考えていたのですが、今しか無いので着工しました。
バラの芽が動き始める前に・・・
隣家Hさん宅との境に植わっているツルバラ用のラティスを手作りしました。
3月5日から始めて12日に完成させました。
どんな形にするか、何を使って作るか、いろいろ考えた末に従来からの方法で作ることにしました。
アトリエガーデンのフェンスと同様、フェンス支柱用コンクリートブロックで90mm角の支柱を3本立て、その間に約1.8m×1.8mのラティスを2枚作成し、取り付けました。
ラティスは、1820mm長さの1×4材から2センチ巾の角棒を4本取り、150mmピッチで格子状に組み上げ作成。
支柱は90mm角杉材を使用、先端は擬宝珠状に加工。
ラティスも支柱も組み上げる前に塗装を済ませ、現場で順番に組み立てていきます。
先ず一旦、植わっているつるバラや宿根草、球根類などを堀あげ・・・
隣家との境界線や、地盤の傾き、支柱の固定位置など、場所を確認・・・
向かって左側のコンクリートブロックを埋める穴掘りから開始。
ブロックを埋める場所を突き固め、砂利を敷き、ブロックを置き、水平を決めて固定する。
支柱を立て垂直を決めて、ブロックとの隙間は楔で固定する。
アトリエガーデンのフェンスの時と同様、ブロックと支柱との隙間にはモルタルは使わない。
・・・将来支柱の交換が簡単にできるよう
自作の固定用楔・・・全部で12枚
中央の支柱ブロックの位置を決め、穴を掘り、砂利を入れて、ブロックを置く。
(ブロックは埋め戻さず、フリーにしておく)
支柱を楔で固定する。
ラティスを左側の支柱に上下仮止めし、中央の支柱を調整し、ラティスと仮止めする。
全体の水平、垂直を確認し、中央の支柱ブロックを埋め戻し、固定する。
2枚目のラティス(地盤が傾斜地なので、2枚目のラティスは150mm(格子1目)下げて固定した。)、3本目の支柱も同様にして固定し、全体を組み上げ、最後に仮止め部分も固定し、完成。
ラティスが完成後、掘り起こしたつるバラや宿根草類を植え戻す。
完成しました!
如何ですか?
高さ約2m、長さ約4mのラティス・・・つるバラ、アンジェラやアズミノを植え戻し、更に2種のつるバラを植え増ししました。
赤い花の赤不二、クリームオレンジ色でロゼット咲きのアルキミストの2株を植えました。
5、6月、赤、ピンク、クリームオレンジ色の沢山の花が咲くのを見るのが楽しみです。
ラティスを眺めて思いました。
もう1本支柱を立てて、更に伸ばしたいなあ・・・ とね!