やっと帆船模型ケース用の専用台を創りました。


明野に移って1年10ヶ月、ハーミテージ・ウィステリア(藤の木庵)を開店し、ほぼ1年が経ちました。

その間、30年ほど前に作ったデンマークの練習船”ダンマルク”の帆船模型は、ケースに入れたまま2階のラウンジに置いていましたが、やっと専用台を完成させることが出来ました。


”ダンマルク”は、ビリングボート社の帆船模型キットを元にして30年程前、一番最初に作製した帆船模型で、ほぼ半年ほど掛けて作り上げ、引き続き、専用のケースを創りあげましたが、藤沢在住時代は玄関のカウンターや小生の部屋の本ケースの上に置いていましたので、専用の台がありませんでした。


明野に移ってやっと製作時間がとれるようになったので、大工さんが残してくれた2×4材等、建築用材の残材を利用し、素朴なカントリー調の風合いを出して創ってみました。


昨年当庵にお泊まりいただいた、 ”まきころワールド ” さんのブログでご紹介してくださった、オランダの商船 ”prins willem” 号とそのケース及び専用台は、藤沢在住時代、模型完成時に創ったもので、船体に合わせてクラシック調に仕上げましたが、今回はダンマルクのケースのデザインや色に合わせ、簡素化したデザインでまとめました。





いままでフローリングに直置きで、泊まられるお客様に紹介するのにもなんとなく肩身の狭い思いでしたが、やっと晴れ晴れした気分で紹介出来るようになりました。


一昨年の10月に木取りを行い、その後”ハーミテージ・ウィステリア”の開店準備のために一時休止し、この3月3日から製作を再開し、延べ2週間ほど掛けて10日に完成しました。


材料は、引き出し材料以外は全て2×4及び2×6材を使い、天板、側板他本体部分、引き出し受け材等を製作しています。


板厚4センチ近い板材なのでかなり厳つい感じのケースになりましたが、どっしりしていてちょっと良いでしょ!(自己満足?)



ガレージ内に貼り付けた廃品利用のホワイトボード

いつもこんな感じで、寸法だし、組み方等、検討しながら作っています。

   


   



     

製作用材料、端切れが立て掛けられています。  大きなベニヤ板のうしろに天板が少し見えています。

天板は、2×4材を貼り合わせ、凹凸を取るため、何度もサンダー掛けをして一枚板にしています。

                                



  


格安で購入したテーブルソー           ガレージ兼作業場。  制作中、車は青空駐車!





10センチ×50センチほどの引き出しを4つ付けることにしました。



  

一つずつ実際寸法に合わせて製作



  引き出しを収納したところ。



  天板を載せたところ(仮載せ)




塗装準備 : 塗装前の天板、本体、引き出し、足、等の目止め処理(との粉掛)


  


 




天板、本体、引き出し、足、それぞれ別々に塗装、乾燥させてから組み立て、取っ手を付けて完成。

ケースを載せて、ダンマルクを収納してすべて完了




2階のラウンジにはこの他、オランダの商船 ”prins willem” 号もケースに入って専用台で飾られています。

因みに ”prins willem” は、製作に7年を費やしました。ケース、台共々小生自慢の一品です。