前回「仕事の8割は人に任せなさい」から思い出したメルマガ・・・。
探したら、配信したのは2007年9月。
なんだか恥ずかしいけれど、懐かしいので、全文引用してみます。
少し長くなりますがスミマセン(^_^;)
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先日ネットを見ていたら、こんなことが書いてありました。
「女性は自分のできる範囲で物事を進め、周囲を巻き込むのが下手」
ちょうど気にしていたことなので、絶句・・・。
女性だからではなくて、個人の問題かと思っていましたが。
女性読者の方、どう思われますか???
確かに周りを見渡すと、すごいと思う人、抜きん出てると思う人は、
周りを良い形で巻き込んでいる。
自分の意思を持ち、企画し、それを的確に表現し、先頭に立って人を集める。
そして、その次に大切なのが、集まる人・集めた人のやる気と能力を
引き出していくこと。 集まる人は、やりたいという賛同の意識があって
初めて、前向きに巻き込まれ力を発揮していくのです。
そんなWIN-WINの形が、正しい巻き込み方だと思います。
では、バイヤーはなぜ巻き込み力が必要なのでしょうか?
小売業は、前年と同じことをやっていては前年の数字を取れません。
画期的な結果を出そうと思ったら、常に時代に則した新しいことを
仕掛けていかなければなりません。
それは、新しい商品群であったり、新しい見せ方やPR方法などの
売り方であったり。
何をやろうか考える時に、自分だけでできる範囲のことに限定すると、
小さくまとまってしまいます。
やることが小さければ、リターンも小さい。
そこで、やれるやれない、やり方は二の次にして、「やるべきこと」を
まず考える。
そして、やるべきゴールの設定ができたら、そこへの道筋をシミュレーション。
問題点を洗いだし、解決していく。
例えば、
新しく取り扱いたい商品の仕入先が、特殊な仕入れ形態や特殊な支払い条件であるならば、経理部とのすり合わせが必要。
新しく取り扱いたい商品のサイズや配送オペレーションが特殊ならば、
ロジスティックスや倉庫関係者とのすり合わせが必要。
ネットショップで新しい売り方を取り入れたいならば、
その関連部署との時期や方法などの打ち合わせが必要。
店舗で新しい商品群を売るならば、店長やスタッフに動いてもらわなければならないことが必ず出てくるわけで、なぜそれをやるのか理解してもらうことが必要。
小売業は、仕入れたり作ったりした商品を売ることで成り立つ業態。
売上を作っていくために、バイヤーは、顧客が何を欲しているかを見据え、それを届けるために汗を流すのです。
そして、バイヤーが本当に取り組みたいと思う気持ちを理解し賛同すれば、他の部署であっても力を貸してくれるものなのです。
そうでない場合は、何かが欠けているのでしょう。
「バイヤーは巻き込み力をつけよう!」
ただし、一点。
常に気をつけたいのは、巻き込む相手への配慮。
負担を最小限にすることや、都合や主張をきちんと受け止めること、そして、こちらの意思もきちんと伝えること。
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ところで冒頭の「巻き込むのが下手なのは女性」についてですが、
女性に見られる特徴として、「発想や行動が堅実(現実的?)」
だからでしょうか。
ひとつの特徴は、長所にも短所にもなりうる。
まずは特徴を知って、メリットを最大化、デメリットを最小化して
コントロールしながら動いていきたいものです。
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というわけで、ワタクシ、1年以上前から、「うまく人を巻き込むことでみんながハッピーになるように動きたい」と意識してきたようです(汗)
身につくのに時間がかかろうとも、あきらめず日々精進ですね・・・(*_*)