「けんちん汁」とは?

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2021

2月のある日

 

 職場のお年寄りの皆さんと「けんちん汁」の話になりました

 

 

「野菜を全部 細かく切らなくちゃならないから面倒ですよね」って言ったら

 

 

 85歳の女性が! (笑いながら)

 

「あなたは女でしょ!?」

 

「女は面倒なんて言っては駄目なんですよ!」

 

(胸に手を当てて)

「私は親から そう教えられて

ずっと守って生きて来ました」ほっこり

 

 

 

確かに 私も母親から

「女なんだから片付けるもんだ!」などと言われましたね…思い出しました

 
 
ところで
人生の大先輩の皆さんに作り方を聞いても
 
「イモガラを入れると美味しいよね」とは言いますが…
 
 曖昧な感じで良く分からないようです
 
 
ある方は
 
木綿豆腐を崩して油で炒るのが
「けんちん汁」だとお姑さんから教えられたそうです
 
 
そして 豚肉や鶏肉、白菜は使わない
 
ネギは薬味にする
 
味付けは味噌でも醤油でも良いとの事
 
 
 そんな 寄せ集めの知識で
 
私なりに再現してみました
 
 
 ー材料ー
 
根菜類を使って作る
 
イモガラ  ごま油   昆布出汁    
 
味付けは塩と醤油
 
 けんちん汁は冬に食べる事が多いと思うので
 
時期的な事と出汁に使う事も併せて考えると干しシイタケを使うと思う
 
 
 
里芋は
切ってから冷凍した頂き物です
 
 
コンニャクは細く切ってから
手でちぎりました
 
 
大根とコンニャクを下茹でし
豆腐を水切り
 

 
材料がそろった所で

ごま油で豆腐を炒り
 
鍋にくっ付きそうになって来たら
 
ゴボウを入れて炒める
 
 
 
続きは動画で…*ウシシ
 
 
 汁物としては
 
コンニャクと干し椎茸の固さが気になって味わいがイマイチな感じです
 
 
拘らなければ
 コンニャクは薄切りにして
シイタケは生を使いたいと思いました
 


作り終えてから
 
こちらの記事を読ませて頂きました
 
 神奈川県 北鎌倉市 建長寺

 

 

 

 

 記事の中に

「けんちん汁の作り方」が載っていると書いて有る…

 

 読んでみたい気がして…

 

注文してみた…

 

5日後ー   ニコニコ

 

 
届きました
 

 記事の内容は

 

NHKテキストビュー

上記の「けんちん汁の里 建長寺を訪ねて」と同じです

 

 

 私が作る「けんちん汁」との違いは… 沢山あった

 

* 材料には レンコンも入る

 

材料 (4人分)

大根…1/5 本   (約8㎝)

 

ニンジン… 1/2 本

 

レンコン (大) … 1/2節

 

ゴボウ … 約10㎝

 

黒コンニャク (湯通しした物) 1/2枚

 

干しシイタケ (水で戻した物) 3枚

 

サトイモ (小) … 2~3個  

 

木綿豆腐 … 1丁

 

小松菜…1株

 

ごま油 …大さじ 2

 

A 昆布だし…カップ1

   干し椎茸の戻し汁…カップ1

 

酒…20ml

しょうゆ…40ml

塩… 一つまみ

 

 

 作り方


(1)

 大根  人参  レンコンはよく洗い

皮をむかずに縦に四等分に切り薄いいちょう切りにする

 

 (2) 

ゴボウはよく洗い 真ん中に切れ目を入れ ササガキにする

 

(3)

 黒コンニャクは箸を束ねた物で表面に穴をあけた後湯呑みの口などで小さめの一口大に切る

 

(4)

里芋は皮をむいて小さめの一口大に切る

 

(5)

干しシイタケは石づきを取り細切りにする

 

 (6)

コマツナはしんなりするくらいに茹で、小口切りにする

 

(7)

強火で熱した鍋に3の黒コンニャクを入れ、から炒りして水分を飛ばす

 

(8)

7に ごま油をひき1.2.4.5の野菜を入れて炒める

 

 (9)

全体に油が回ったらAを入れ、中火で煮る

沸いたらアクをすくい火を弱める

 

 (10)

野菜が柔らかくなったらBを入れ、

木綿豆腐を手で細かく崩しながら入れる

 

 (11)

豆腐が温まったら器に盛り 6のコマツナを彩りに散らす

 

 

 本の写真を写してみました

 

 
美しいです

 (本の写真は後で削除します)

 

違っていた点は

 

最初に炒るのはコンニャクで

豆腐は崩して後から入れる

 

 

コンニャクは手でちぎると歯形に見えるよね?あせる

 

 ゴボウはササガキ 

 

大根 人参の皮は剥かないで皮も頂く

 

 味付けは

塩 醤油 

 

 ネギと玉ねぎは使わない

 

 

 違いが分かった所で

 

我が家の

味噌味のけんちん汁で

 

「すいとん」を作りました

 

 
汁が残り少なかったので
 
練った団子を一度煮てからけんちん汁で少し煮込みました
 
 

ネギはやはり辛いので煮た方が好き…おねがい

 

 

我が家の イモガラ、玉ねぎ、

ネギ入り、味噌味豚汁あせるです

 

 
小松菜の代わりに
茹でて小口切りにした大根の葉を散らしても良いと思う 
 
福島県 南部のこの辺りでは
 
「けんちん汁」にはイモガラを入れる事が多いようです
 
 
 
 味噌は
古殿町の特産品を使いました
 
 
 
(*映画「武士の一分」ではハッとする場面でイモガラが使われていましたね…照れ)
 
 「赤っカラ」は甘味が出て美味しくなるので好きです
 
「白っカラ」は歯応えは有りますが美味しくはないです…あせる
 

 

 「けんちん汁」は

それぞれの地方で

その地方ならではの特色のあるけんちん汁が食べられていると思います…*

 

 

 記事はお彼岸の頃にアップしたかったのですが…

 

季節は移り桜の季節です 

 

 

2021/3/29 (月)

 

気温は21℃まで上がり

 

季節外れの暖かさに「ところてん」を買ってしまいました

 

 
 
日本には四季が有り
 
気温の変化とともに
 
食べたい物が変わります
 

 

季節の移ろいは 日本人の

 

食べ物に対する発想の豊かさにも

 

結び付いているのではないでしょうか…*