・ある中年女性が男性にフラれた。
彼女は、友達にこう言った。
お尻が大きいし、話はつまらない、ハンサムな成功者が私とつき合うわけがない、うんぬん……。
人間はみな、こういうことにしてしまう。
自分の欠点や弱点ばかりに目を向けてしまう。
自虐に走ってしまう。
おかしいとは思わないか。
傷ついた自尊心を、あえて、もっと傷つけてしまう、とは。
――体の傷をあえて悪化させることなんてあるだろうか。
できた切り傷に、
「よし、もっと深く切ろう」
などと、言うだろうか。
――心のケアをちゃんとしよう。
自尊心の低下は精神的な弱さにつながる。
失敗や拒絶からの立ち直りが遅くなる。
だから、異性からフラれたときなどは、まず、自尊心の回復を図ろう。
心が痛いときは、自分に優しくしよう。
不健全な心の癖は直さないといけない。
・最もよくないのが、反すう思考。
上司に怒られたり、学校で恥をかいたり、友達とけんかしたりした後、頭の中でそのシーンを繰り返し再生してしまう。
この反すう思考は癖になりやすい。そして、とても危険である。
嫌なことばかり考えていると、病気や障害が生じるリスクが高くなる。
しかし、反すう思考の衝動は、とても強いので、やめるのが困難だ。
研究によると、2分間、別のことを考えると、反すうしたい衝動を抑えられるという。
↑俺は反すう思考に取りつかれている。
唐突に、嫌なことを反すうしてしまって、嫌な気分になる。そして、いつまでも、嫌なことを覚えている。
しかし、この番組によると、2分間、別のことを考えると、反すうしたい衝動を抑えられるという。
ずっと、反すう思考に悩まされていたので、このアドバイスはありがたい。
本日から、この方法を試してみよう。