昨秋、母校同志社校友会・全国支部長会で上洛した時の記録です。
京都遠征⑦
前回からの続き
観光バスツアーはいよいよ最後の目的地、化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)に到着しました。
ここは一般の観光地としての賑わいとは一線を画し、独特の静寂に包まれています。
化野念仏寺は、平安時代から風葬地として知られてきた「化野(あだしの)」の地にあります。
「あだし」は「儚い」「はかない」という意味を持ち、人々の無常観を象徴する地名です。
弘法大師・空海によって開かれたとされ、その後、法然が念仏道場として再興したと伝えられています。現在は浄土宗の寺院として、多くの参拝者を迎えています。
圧巻の石仏群「西院の河原」
境内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、約8,000体にものぼる無縁仏の石仏群。
「西院の河原」と呼ばれるこの場所には、無縁となった人々の霊を慰めるための石仏が整然と並び、訪れる人々にここは供養の場所であることを教えています。
「千灯供養」—祈りの灯が揺れる夜
毎年8月の最終土・日曜には、「千灯供養(せんとうくよう)」が開催されます。
この2日間、石仏一体一体にローソクの灯がともされ、夜の境内は幻想的な光に包まれます。
私も学生時代に行きましたが、闇の中に揺れる無数の灯火は無縁仏をほの暗く照らし出し、ちょっぴり怖いくらいの雰囲気を醸していました。
アクセスと基本情報
-
所在地:京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
-
アクセス:嵯峨嵐山駅から徒歩約20分。嵯峨野の竹林を抜けての道中も魅力のひとつ。
-
拝観料:大人500円(季節・行事により変動あり)
-
拝観時間:9:00〜16:30(受付は16:00まで)
嵯峨野の喧騒を離れ、ただ石仏たちと向き合う時間。それは旅なのか、自分自身と向き合う時間なのか…。
あまり有名ではありませんが、京都を訪れた際には、一度化野念仏寺に足を運び、その「静かな祈りの時間」を体感してみてください。
石燈籠の後ろに並ぶ無数の無縁仏、これ以上は撮影禁止です
境内を出てみます
竹林が心地よい
御朱印も拝受しました
境内を出ると古民家とお土産物屋さんが並んでました。
京都であって、ないような、異次元の世界でした。
京都散策シリーズ、以下続く…
今日のつぶやき
今日は弊社の創業者である祖父の祥月命日です。
天気がすぐれませんが墓参に行こうと思います。
ところで弊社の社名の由来は、日向民謡保存会を立ち上げるほどの美声の持ち主であり、創業の精神を「誠を尽くす」と銘打った祖父にちなみ、父が「ふじもと美誠堂」と命名したことにあります。
ノエルのつぶやき
ボクの名前は、クリスマスに藤元家の三男になったので、フランス語のクリスマス=ノエルにちなんでお父たんが命名したんだじょ
アルテからのお知らせ
ただいま アルテ宮崎駅東 アルテ大淀・はなれに拝命しております
創業昭和四年
心のこもった葬儀なら…ふじもと美誠堂
ここから96年がスタートしました