2021年1月に開催された第36回カズデミー賞の結果を発表します。
カズデミー賞とは、私が独断と偏見で選んだ6作品が、各部門賞を争うという歴史と伝統なき映画祭のことです。
それでは今回のノミネート作品をご紹介します。
①「インポッシブル」
2004年に発生したインド洋大津波を背景に、タイで休暇中だったイギリス人家族が、津波によって引き裂かれながらも奮闘する姿を描いています。
主演/ユアン・マクレガー/ナオミ・ワッツ
②「ザ・バニシング 消失」
ある夏の日、オランダからフランスへ旅行中のカップル。途中のサービスエリアで彼女が忽然と姿を消してしまいます。
3年後、彼は依然として彼女の行方を追い続けていました。そんな彼のもとに、ある男から「彼女に何が起きたか教えてやる」との手紙が届きます。
彼は“真実”を知るため、男の提案を受け入れたところ衝撃のラストへ…。
③「偽りのゲーム」
老練な詐欺師ロイ(イアン・マッケラン)は、資産家の未亡人ベティ(ヘレン・ミレン)に近づき、財産を騙し取ろうと計画します。
しかし、ベティもまた一筋縄ではいかない人物で、物語は次第に予想外の展開へと進んでいきます。 二転三転するラストに注目。
オススメです!
④「スノーデン」
アメリカ国家安全保障局(NSA)やCIAで働いていた若き技術者エドワード・スノーデンは、政府が世界中の個人情報を大規模に監視している実態を知ります。
正義感に突き動かされた彼は、2013年、内部告発者としてその情報を暴露し…
監督/オリバー・ストーン/「プラトーン」「7月4日に生まれて」
主演/ジョセフ・ゴードン=レヴィット
オススメです!
⑤「イエスマン」
人生に後ろ向きで、何事にも「ノー」と言ってばかりの銀行員カール(ジム・キャリー)。ある日、自己啓発セミナーで「すべてに“イエス”と答える」というルールを課されます。
最初は戸惑いながらも、あらゆることに「YES」と答え続けるうちに、彼の人生は思いがけない方向へと急展開していきます。
主演/ジム・キャリー
⑥「マダム・イン・ニューヨーク」
インドの主婦シャシは、家族の中で唯一英語が話せず、夫や娘からも軽んじられています。ある日、ニューヨークに住む姪の結婚式の準備を手伝うため、単身でアメリカへ渡ることに。
英語が話せないことで苦労する中、彼女は一念発起して英会話学校に通い始めます。異文化の中で仲間と出会い、少しずつ自信を取り戻していくシャシを描いた佳作。
主演/シュリデヴィ
超オススメです!
それでは各賞の発表です
◎作品賞 「マダム・イン・ニューヨーク」
2012年/インド/ヒューマンドラマ/133分/
主演のシュリデヴィの美貌にただうっとり。彼女にとって15年ぶりの復帰作でしたが、この6年後に訪問先のドバイで客死するとは…享年54歳。これから枯れゆく花の美しさを見せるはずだったのに、悔やまれてなりません。
物語は異文化の理解、自己肯定感、家族の絆などをテーマに、感動的なラストを迎えます。
◎脚本賞
「偽りのゲーム」
◎撮影賞
「インポッシブル」
◎監督賞
オリバー・ストーン/「スノーデン」
◎主演男優賞
ジョセフ・ゴードン=レヴィット/「スノーデン」
◎主演女優賞
シュリデヴィ/「マダム・イン・ニューヨーク」
◎助演男優賞
ベルナール・ピエール・ドナデュー/「ザ・バニシング 消失」
◎助演女優賞
ブロイ・ジンダチョット「インポッシブル」
今回はオススメ作品が3つもあるハイレベルの争い。
その中でも「マダム・イン・ニューヨーク」が頭一つ抜き出てました。
それでは次回をお楽しみに。
バイナラ、バイナラ、バイナラ~
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今日から今年18回目の県外出張
ただし今回は東京日帰りで
今月も忙しくなりそうだわ
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チワワのボクは飛行機には乗られないんだじょ
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