2020年12月に開催された第33回カズデミー賞の結果を発表します。
カズデミー賞とは、私が独断と偏見で選んだ6作品が、各部門賞を争うという歴史と伝統なき映画祭のことです。
それでは今回のノミネート作品をご紹介します。
①「愛しのローズマリー」
コメディの形を借りた、痛烈な社会風刺劇。ファレリー兄弟(「グリーン・ブック」)初期の作品です。グウィネス・パルトローがあっと驚くメイクで登場しますよ。
②「クワイエット・プレイス」
究極のサバイバルホラーという触れ込みですが、実際は権力に立ち向かう弱者を扱った社会派スリラーでした。
エミリー・ブラント主演。
③「ラブレス」
幸せを渇望し、愛を失う。ロシアの鬼才、アンドレイ・スビャギンツェフの最高傑作。
④「アイ・イン・ザ・スカイ」
ドローンを駆使した現代の戦争の闇を暴いた軍事サスペンス。
ヘレン・ミレンが冷酷な空軍大佐を演じる。
⑤「複製された男」
自分と瓜二つの人間がいると知った男の行く末は…
ドゥニ・ヴィルヌーヴとジェイク・ギレンホールが「プリズナー」以来のタッグを組む。
⑥「最強のふたり」
それは同情ではなく、友情だった。障害のある富豪と貧しい青年の絆を描いた感動の実話。
それでは各賞の発表です
◎作品賞 「ラブレス」
2017年/ロシア/ドラマ/127分/U-NEXTで視聴
監督/アンドレイ・スビャギンツェフ
出演/マリアナ・スピヴァク、アレクセイ・ロズィン
離婚協議中の夫婦が12歳の息子を互いに押し付け合う中で、突然その息子が失踪してしまうという事件が起きますが…。
本作はカズデミー賞に先立ち、第70回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされるなど、他でも高い評価を受けました。
◎脚本賞
「複製された男」
◎撮影賞
「ラブレス」
◎監督賞
アンドレイ・スビャギンツェフ「ラブレス」
◎主演男優賞
フランソワ・クリュゼ「最強のふたり」
◎主演女優賞
エミリー・ブラント「クワイエット・プレイス」
◎助演男優賞
オマール・シー「最強のふたり」
◎助演女優賞
サラ・ガドン「複製された男」
今回は話題作が並んだ割には、飛びぬけた作品がなく平凡な大会となりました。
それでは、次回をお楽しみに
バイナラ、バイナラ、バイナラ~
今日のつぶやき
大阪から戻った足で、かぎん宮崎経友会の総会へ直行。
前夜に続き、遅くまで頑張りました。
ノエルのつぶやき
少しは年を考えた方がいいじょ
アルテからのお知らせ
ただいま アルテ桜ヶ丘 アルテ宮崎駅東に拝命しております
創業昭和四年
心のこもった葬儀なら…ふじもと美誠堂