常々思ってます。
ご遺族の悲しみが癒されるまでが私たちの仕事だと。
今日は、それを教えてくださった方のお別れ会に行ってきます。
2020年7月に開催された第16回カズデミー賞の結果をお伝えします。
カズデミー賞とは、私が独断と偏見で選んだ6作品が、各部門賞を争うという歴史と伝統なき映画祭のことです。
それでは今回のノミネート作品をご紹介します。
①「イン・ヒアレント・ヴァイス」…名匠ポール・トーマス・アンダーソンと名優ホアキン・フェニックスの黄金コンビで送る探偵映画。ちと話が複雑だったかな…。
②「おみおくりの作法」…葬儀屋さんの物語かと思いきや、市役所の民生係が主人公。暖かく、切ない物語。オススメです。
③「ブラックブック」…監督ポール・ヴァー・ホーベン(「氷の微笑」「エルELLE」)がハリウッドを追われ、母国オランダで撮ったスパイ映画の大作。オススメです。
④「ラスベガスをぶっつぶせ」…さすがMITの教授と学生。頭の出来が違いますね。それにしてもケヴィン・スペイシーは悪役として新境地を開拓し始めたところだったのに、あのスキャンダルで惜しいことをしましたね(無罪、復活の噂も聞きましたが…)。
⑤「ジョジョ・ラビット」…2020年、ライバルのアカデミー賞ノミネート作品。
ナチとの戦いがユーモアを交えて描かれてます。オススメです。
⑥「希望の彼方」…フィンランドが抱える難民問題を赤裸々に映し出す。
名匠カウリスマキのタクトがユーモアたっぷりに振られていました。
それでは各賞の発表です!
◎作品賞「おみおくりの作法」
ストーリーはこうです
主人公のジョンは市役所の民生係。相手は身寄りのない独居老人ばかりです。でも、心やしいジョンは誰よりも親身になって彼らに寄り添います。
老人たちの家族の協力も得られません。
ジョンを駆り立てるものはなんだったのでしょうか?
それが映画の最後にすべて明らかになります。
ゆっくり、じわーっと心に沁みてくる佳作です。
私がタイトルを付けるなら「飛べない鳥」で決定。これは劇中とても印象に残るセリフなのです。
◎脚本賞「ブラックブック」
最後のどんでん返しの繰り返しはお見事。スケールの大きい作品を上手にまとめあげました。
◎監督賞 ポール・ヴァー・ホーベン「ブラックブック」
巨匠復活の一作。
◎主演男優賞 エディ・マーサン「おみおくりの作法」
一世一代の名演でした。
◎主演女優賞 カリス・ファン・ハウテン「ブラックブック」
ユダヤ人に生まれ、過酷な運命をたどる女性を好演。
◎助演男優賞 サム・ロックウェル「ジョジョ・ラビット」
ナチの少年学校の将校役。非情な役も人情味あふれる役も両方こなせる仕事人。
◎トーマシン・マッケンジー「ジョジョ・ラビット」
私注目の新星。本作では名花スカーレット・ヨハンソン相手に、堂々たる演技を披露してくれました。
まだご覧になってない作品がありましたら、何かの参考にしてください。
それでは次回もお楽しみに
バイバイ、バイバイ、バイビー…
ノエル「ボクはわんわん物語が一番好きだじょ…」
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