時代変わらず当たり前の昭和
平和な時代
子供は戦争を知らない
戦争の話をおじいちゃんから聞いたことはない
おじいちゃんは戦争に行っていない
近眼で兵役を免れたのだとおとっつぁんのお姉ちゃんから聞いたことがあるだけだ
だから私の直接聞いた戦争の話しは世の中の常識的なものとは少し違う
小学生だったおとっつぁんの記憶
それも終戦時にはまだ10歳になっていなかった子供の体感と記憶の戦争
疎開先の島根に行く直前に大阪の空襲で初めて米国の爆撃機の数と大きさに
大人や新聞の話しとは明らかな違いを感じ
『戦争には負けるんやろうなぁ』ってぼんやりと思ったって言っていた

玉音放送は意味はわからなかったが戦争が終わることはわかったと

それよりも混乱の大阪に戻った時、闇市で稼いでいたおじいちゃんに連れられて食った生まれ初めての天丼が旨すぎた話
食べ慣れていないが為に直後に全部吐いて泣いた話とテレビで観ていた【どてらい奴】が強烈に重なる記憶となった

私が生まれるまでまだ18〜9年ある
昭和の戦後が始まった