マクドナルドにいた頃、多くの人に向けて時には全社の全ての仲間に向けて、もちろんたった一人の

人に向けて数え切れないほどのメールを送りました。

店長の頃に社内メールシステムが始まったような記憶ですが最高?時は毎日150件くらいの

メールが届いていました。どこの会社でもきっと問題になるんだろうと思いますが

マックでもメール削減が叫ばれ様々なアクションによりメールの数はかなり改善したと思います。

私はこの議論の中で本当に必要な事とアクションがブレて行くのを感じていました。

それは本質的な根っこの問題より表面的な問題の方へテーマが動いてしまうという課題です。

確かにメールの件数が多いと生産性に影響します。3800店を超える店舗、5000人を超える

従業員を抱えているという事はその無駄時間は見過ごせない問題だとは思います。

しかし同時にメールの質の問題も大切なテーマであったと考えていました。

現場の多くの人はメールの絶対数だけを問題と認識していたのではなく、つまらない

くだらない、内容の無いメール、ケアレスミスの安易な訂正メールが嫌いなんだと

思いました。やる気になるメール、納得できるメール、嬉しいメールが多すぎて

不満をいう人はいなかったと思います。ルールで縛られ、フォームを統一した中での

メールが人をよりポジティブにさせる事はなかなか難しいという事に多くのリーダーが

気付き、本質的な課題を変えて行って欲しいなと思っています。


私はたった一人に対しても、全社の社員、FCのみなさん、全CREW170000人にまで届けるメールでも

それを毎回真剣に考えて発信していました。

自信を持って多くに仲間にしっかり届いていたと『うぬぼれ』ています。もちろん

全員とは言えないと思いますが...


これからも対象は変われど、言葉と情熱と真っ直ぐな志を大切にし、伝える力のある

言葉、文章を磨き、一番の根っこの自分自身、人間を磨いて行きたいと思います。

本気を本気で伝える事が出来る、伝え続ける事が出来る男になりたいと思います。