※この物語はもちろんフィクションです！物語の演出の都合上設定がなんだかリアルに思える部分と、あり合わせの写真で表現しているので時系列と服装がマッチしてない個所もありますが、色々想像を働かせて楽しんでいただければなって思います
名探偵彩花！～ＡＫＢ研究生殺人事件～
5月某日、都内にあるレッスンスタジオでは武道館コンサートに向けて研究生たち同士が自主練を行っていた。
この日の自主練に参加しているのは、
村山彩希・岡田彩花・梅田綾乃・篠崎彩奈・茂木忍・相笠萌
小嶋真子・岡田奈々・橋本耀
学校の都合で岩立沙穂・内山奈月は19時頃からの参加となっている。
総選挙前でもあるこの時期、ライバル心からかメンバー間ではピリピリした空気の中それぞれの練習が行われていた。
そのせいだろうか、チームで行う全体曲の練習では度々意見の衝突が起きることも。
小嶋真子『ゆいりーさん！ここの部分こうした方がいいと思うんですけど。』
村山彩希『いやいやいや、それはないでしょ！』
小嶋真子『でも、今の状態だと振りが雑になるし、みんなが合わせづらくなると思うんです。』
村山彩希『それは、そっちの努力が足りてないからでしょ！』
近くで会話を聞いていた岡田奈々が、
岡田奈々『ちょっとその言い方ないんじゃないですか！！！』
村山彩希『じゃぁ、逆に先輩に向かってその口の聞き方はないんじゃない！？こんな暇あったら早く練習に戻ってよ！』
異変に気付いた相笠萌が両者をなだめに来て言い合いは終わった。
不満げな表情の表情のまま練習に戻る小嶋真子と岡田奈々。
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その頃、学校の都合で遅れて練習に参加する岩立沙穂と内山奈月が待ち合わせをしていた。
ちなみにこの２人は、相模原市内にある同じ学校に通っており、岩立が大学１年で内山が付属の高校の３年で、講義の終了時刻がお互い一緒なときは待ち合わせしてレッスン場に向かっているのだ。
大学正門の前にて、ぼっちで待っている内山奈月。時計の針は17:31と、待ち合わせ時刻を少し過ぎ、ちょっと焦っていた。
岩立沙穂『あ！奈月ちゃん』
相変わらずのろりんなさっほー←
内山奈月『あ！沙穂さん今日もかわいいですね♪』
岩立沙穂『うふふ、何言ってんの、何も出ないよ（笑）』
仲良しの２人は話を弾ませながら、歩いて10分ほどの小田急線相模大野駅に到着。内山がパスモにチャージするのを忘れていたため急いでチャージしホームへ向かった。
駅アナウンス”お待たせいたしました、３番ホームに急行新宿行きが10両編成でまいります。次は町田に停まります～”
急ぎ足で電車に乗った２人
岩立『もう！奈月ちゃん、おちょっこちょいなんだから～（プンプン）』
内山『さほさーん
』
岩立『どうしたの？』
内山『私、急いでて傘を券売機の前に置いてきちゃいました～』
岩立『うそ～！』
内山『私、次のに乗ってくんでさほさん先行っててください！』
と、言い残し、電車を降り傘を取りに階段の方へ走り去る内山。
駅アナウンス”３番ホームから急行新宿行きが発車いたします。”
岩立『もう！ホントおっちょこちょいだなぁ！』
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話はレッスン場へと戻りまして、、、
先ほどの件もあり、不穏な空気のまま練習が続けられてたので、相笠萌がいったん休憩を入れて場を和まそうとする。
相笠萌『そろそろ沙穂たち来る頃だね』
篠崎彩奈『もうぉ！おーそーいー！（プンプン）』
岩立のモノマネをして笑いを取る篠崎。
梅田綾乃『あ！私も出来るよ！”のんちゃん私のこと好きだもんね
”（ブリブリ）』
相笠萌『あー（笑）わかるわかる（笑）』
岡田彩花『ねー、さっきから気になってたんだけど、休憩になってから彩希の姿が見えないんだけど！』
相笠『わかんない、耀はお菓子買いに行くって出てったのは知ってるけど、こじまこもいないじゃん！』
篠崎『さっき彩希にあんなこと言われて、話し合いでもしに行ってたりして～！ハハハ』
相笠『あれじゃぁ、またケンカになるよ（笑）』
岡田奈々『ちょっと私見てきますね！』
すると、レッスン部屋の控室の方から、、、
小嶋真子『キャー！！！』
大きな悲鳴が聞こえた！
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レッスンスタジオがある上野に到着した岩立。そのままレッスンスタジオに向かっていると、途中にあるコンビニからレッスン着姿の橋本耀が出てきた。
岩立『ぴかちゃーん！またお菓子買いに来たんでしょ！（笑）』
橋本耀『さほさん！そうなんですよー！彩花さんと真子にたくさん食べられちゃったんで（笑）』
岩立『あらあら～、じゃぁ私のグミあげるね！』
橋本『え！いいんですか～！！！やったー！(♡˙︶˙♡)』
お菓子をもらいかなりご機嫌な橋本と遅れて参加の岩立がレッスンスタジオへと入って行く。
小嶋真子『キャー！！！』
大きな悲鳴が聞こえた！
岩立『何今の？』
橋本『真子の声だ～！控室の方からなんで行きましょう！』
岩立『うん！』
急いで控室の方へと向かう岩立・橋本
ちょうどタイミングよく雷が鳴り出し、大雨が降りだす←
控室のドアの前で立ち尽くす小嶋真子。そこに橋本・岩立・岡田奈々が到着。
そこで見たものは、控室のベットの上で、村山彩希が倒れた状態で見つかった。その後、レッスンスタジオにいた全員が控室に到着し、
岡田彩花『彩希！、、、死んでる、、、。』一瞬で目を滲ませる岡田彩花。
死因は、刺殺。
岡田奈々『一体だれがこんなことを、、、。』
岡田彩花『彩希を殺すなんて、許せない！私が犯人見付けてみせる！』
岡田奈々『あやかさん！シーツに何か書いてありますよ！』
そこには、彩希が自分の血で書いたであろう、ダイイングメッセージらしきものが、、、
”fille” ”cheveux” ”lin”の文字が、、、
じっくりゆっくり読む彩花←
岡田彩花『フィーフィー！チェック！リン！全然読めない。』
篠崎『英語じゃないよこれ！』
岩立『あ！これ、、、fille（フィール）・cheveux（シュズ）・lin（リィナン）、全部フランス語で書いてある！』
篠崎『さすがさっほー！でも彩希がフランス語！！！』
岩立『まぁそれは置いといて、、、filleは、女の子って意味だったような。あとは辞書で調べてみるね！』
すると、後ろから息を切らした内山奈月登場。
内山奈月『（息切らしながら）ゴメンなさい遅れて頑張ります！！！』
駅で傘を忘れたため取りに戻ったにも関わらずびしょ濡れな内山。
岡田奈々『風邪ひくよ！っていうか今大変なんだから！』
内山奈月『電車の中に傘忘れちゃってえ！彩希さん！！！』
相変わらずおっちょこちょいでおバカな内山はさておき、、、
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容疑者は、殺された村山彩希を除く10名（相笠萌・岩立沙穂・梅田綾乃・岡田彩花・茂木忍・篠崎彩奈・橋本耀・内山奈月・岡田奈々・小嶋真子）
彩花『絶対に犯人を探してみせる！！！』
さぁ犯人は誰でしょう、続く
※かなり手がかかった記事で１日以上かかったのですがなるべく早く続編（解答編）だします！
ではでは←
