花園ラグビー場でサッカーを見る | ふじものブログ

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土曜の公休日。
静岡に高校野球を観に行くつもりでいたけど、朝からあいにくの雨。岡崎の社会人野球も、ナゴヤ球場のカープ戦も早々に中止が決まった。
ナゴヤドームならロッテ戦があるが、高野脩汰投手が帯同していないようなので行く動機としては薄い。

「雨でもサッカーはやりまぁす」
とはいつかの鹿児島ユナイテッドの職員さんの名言


そう、雨でもサッカーなら試合はある。やや遠いけど、花園ラグビー場へFC大阪×松本山雅の試合を観に行くことにした。ラグビー場でやるサッカーの試合がどんなものか見てみたかった。松本山雅の試合を観に行くのは2015年以来9年ぶり。
ラス1の近鉄株優を使って東花園に向かった。

地元駅7:33-(名鉄/急行)→7:47名古屋
名古屋8:01-(近鉄/急行)→9:23伊勢中川
中川    9:33-(近鉄/急行)→11:18布施
布施   11:25-(近鉄/普通)→11:35東花園


東花園11:35着

ここに来るのは2013年のオリックス二軍の東大阪開催以来11年ぶり。
そのときは高架工事の真っ最中で、上り線だけが高架化されていたけど、とっくに工事は終わってそこから10年が過ぎていた。もうこれが東花園の日常の風景なのだろう。弥刀や蟹江のような2面4線のガチャガチャした風景はなくなっていた。

雨の中トボトボと北へ歩くこと5分でラグビー場着。
立派な外観と、


スタジアム前に出てるキッチンカーを目にしてワクワクする。


松本からやってきたのか、山賊焼のキッチンカーもあった。

東大阪で生まれ育ったけど、実はラグビー場にくるのは初めて。こんな楽しそうな空間が近くにあったとは。もっと早く来ればよかった。

前日に購入しておいたJリーグのQRコードを提示して入場。スタジアムは南西から入る形になるので、購入したカテゴリー3ミックス(メインスタンドの北寄り)まではやや遠かった。

入っていきなり布施戎のミス福娘のお出迎え。
地元以外の人には馴染みが薄いかもしれないけど、福男で有名な西宮戎や、戎神社の代表格の今宮戎のほかにも関西には戎神社がたくさんあって、布施戎もその一つ。1月の8.9.10日は大変な人で賑わったものだった。
初めて会うのに「布施戎」の文字を見るだけでとても懐かしい気がして、一緒に写真を撮ってもらった。福娘のみなさん、こんなおっさんにありがとう(泣)


スタジアム内にはラグビーミュージアムもあってとても勉強になる。


こんなに綺麗になったのも2019年にラグビーのワールドカップがあったからで、その際の改修費用を出し渋った近鉄がラグビー場を東大阪市に譲渡。改修後のスタジアムはFC大阪を含む共同体が指定管理者となった。本来ラグビー場であるはずの場所でサッカーが行われるのはそんな経緯があってのことらしい。
FC大阪といえば服部緑地と村木伸二というおっさん選手のイメージたったけど、その村木さんもチームのJ3昇格を機にチームを離れたらしい。かつてのJFLのFC大阪からはずいぶん変わってしまった印象。


スタンドへ。

屋根下を確保しようと試合開始1時間前に来たけど、拍子抜けするほど閑散としていた。


ゴール裏もこんな感じ
これがあの山雅なの?って感じ…


それでもチャントはあの頃と同じだった。ユニもタオルも持って来なかったけど、聞き覚えのあるチャントを口ずさみながら観戦した。


スタメン


試合前には東大阪市歌が流れたけどまったく歌えなかった。初めて聞いた(泣)


雨の中の試合でボールが転がらない。
そんなストレスからかラフプレーが頻出し、前半のアディショナルタイムでは抗議した松本山雅のコーチにまでイエローカードが出る事態になり、騒然となった。


後半は気を取り直してスタートしたものの、時間の経過とともにまたもラフプレーが頻出。前半の松本山雅の佐相に続いて、FC大阪の秋山にもレッドカードが出て、両チームとも10人で闘う事態になった。

こうなると見てるほうは興醒め。
試合終了と同時に松本山雅のゴール裏からは審判に対して強烈なブーイングが巻き起こり、こちらとしては昔とまったく変わってない風景にうんざりさせられるばかりだった。



試合終了15:07。
両チームでイエローカードが9枚、レッドカードが2枚出た。観衆2031。

久しぶりに来たけど、松本山雅の試合はしばらくいいかな。審判批判する前に自分たちのサッカーと応援をしてくれよと。
少なくともFC大阪の久保田吏久斗はピッチの状況に応じた素晴らしいドリブルを決めていたし、ポストに頭を打ちながらもゴールを守り抜いた永井建成のガッツにしびれた。なにより雨の中最後までゲーフラを掲げ続けたFCのサポーターに心打たれた。
そそくさと東花園駅に戻り、15:21発の臨時停車の急行で帰途に就いた。JRの地元駅19:01着。

今日の東大阪の気温10℃/5℃。ダンガリーシャツ+ボア付きパーカー。屋根下は寒いのでこれにモンベルのウインドブレーカーを羽織った。
近鉄電車の中で使っていたカイロ(山間部の駅でも4ドア全開になるので寒い)はそのままラグビー場でも使い続けていた。

タイトルに書いた「ラグビー場でサッカーを見」た印象だけど、普通のサッカー場で見るのと変わらない印象だった。うっすらとラグビー用のラインが残ってたりして、あぁラグビーのときはここにラインがあるんだなぁと思ったり。当たり前だけど、専用スタジアムなので選手の声やぶつかり合う音が聞こえてきて迫力があった。ラグビーならなおさらだろう。今度はラグビーも見に来てみたい。