留萌 浜中運動公園野球場 | ふじものブログ

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北海道3日目。
留萌の石狩×士別を観に行くことに。この試合は変則ダブルヘッダーで行われる2試合目(14:00開始)。
本当は第1試合の石狩×美唄(10:00開始)だけ見てサクッと帰りたかったけど、10時の試合開始に間に合う乗り物がなかった。
早朝時間帯には深川から乗合タクシーのサービスがあるが、土休日は運休だった。JR留萌線がなくなったのは本当に痛い。


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中島公園7:05-(地下鉄南北線)-7:10さっぽろ
札幌駅前7:20=(高速るもい号)=(10:20)留萌

バスは定刻より10分遅れの10:20着。
高速区間の渋滞はなかったが、JR留萌線が廃止になってから今まで降車専用だったバス停で乗車を取り扱うようになったので、その乗り降りで遅れる。Suicaが使えた。


バスターミナルから歩いて5分の旧留萌駅へ。来るのは1997年以来26年ぶり。


3月に廃止された駅はすでに建物に目貼りがされており、ホームには工事用の柵が張り巡らされていて入ることができない。


それでも駅の北側に道の駅があるので、その道の駅に行けるよう構内が通れるようになっていた。そこからホームの風景が見える。
自分が自転車やってたころは根室標津駅(1989年廃止)がこんな感じだったけど、まさかこんな大きな駅が廃止になってしまうとは思わなかった。
来る途中に見た滝川駅の駅前も、巨大なショッピングセンターの廃墟が目立ったし、なんか色々考えさせられる。

ちなみに駅前ロータリーの駐車場は満杯。


今日は駅前通りでお祭りがあるそう。



その駅前通りを進んで次の目的地へ。
その名も「みつばちハウスARF」。ライダーハウスだ。
ここに1994年と1997年に泊まったことがある。
自転車時代の1994年、稚内から日本海側沿いに南下。降りしきる雨の中やっとたどり着いたのがこの街で、しかも無料で泊まれるところがあって感激した思い出。すっかり留萌が気に入ってその3年後にもここに泊まりに来た。

26年ぶりに訪れたら商店街のアーケード取り払われていた。

▽1997/07/24


▽2023/07/16


門扉は固く閉ざされている。


受付は16時からだし当然といえば当然…
昨年はコロナの影響で開かなかったというし、今年も利用期間は限られている。

そんなことを思っていたら扉が突然開いた。
どうやら管理されている方が訪れたよう。
思い切って声をかけ、中を見せてもらえないかお願いしたところ、快く応じてもらえた。


中はほぼ当時と変わっていない。ここで受付をした。
この広いスペースで濡れた自転車やカッパを乾かしたのを覚えている。

さらに中のロビーへ。食事はここで取る決まりだった。同じ場所で写真を撮ってもらった。

▽1997/07/24


▽2023/07/16


壁には旅人たちの思い出の写真とともにここが取り上げられた当時の新聞の切り抜きが貼られいる。私の訪れた1997年のはこんな色になっていた。


寝場所は2階。ここも当時と変わっていない。ここでも同じ場所で撮ってもらった。


▽1997/07/24


▽2023/07/16

満願成就。これだけでも留萌に来た甲斐があった。
突然の訪問にも関わらず快く受け入れてくださったうえ、撮影にまでご協力頂いた管理人さん(?)、本当にありがとうございました。
あの頃と変わらないスピリットに感激しました。またひとつ留萌が好きになりました。


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野球に戻ります。

留萌には今日独立リーグの試合が行われる浜中運動公園野球場以外にもう一つ球場がある。そこに行ってみることに。市街地から歩いて10分ほど。


▽見晴公園野球場
両翼90中堅110照明施設なし。

ちょうど試合をやっていて、4裏が終わったところだった。試合は天塩豪球会×SAKIGAKE。経過状況から見て9:30か10:00頃に始まった試合ではないかと。
軟式なので7イニング制かと思ったら8回も試合続行。8裏に天塩豪球会に2ランが飛び出し、7点差がついて8回コールドとなった。

試合終了11:50
自分ルールでは、試合の半分以上を見たら踏破球場にカウントすることにしてるけど、コールドにもなったしちょっと微妙。まぁこれは参考記録に。

ちなみに見晴公園には全国で唯一のD61型蒸気機関車も保存されている。鉄道のなくなった街に全国で唯一の機関車が残されている妙。


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さらに歩いて今日の本来の目的地の浜中運動公園野球場へ。 見晴公園から歩いて30分ほど。途中には「セイコーマート留萌沖見店」があった。球場の周りには物販もないので、球団は予めコンビニなどで買ってくることを推奨していた。


▽球場外観
ダブルヘッダーの2試合見る人は1,800円。1試合の人は1,000円。支払にはPayPayが使えた。


▽球場全景
両翼93中堅122照明なし


▽スタンド
コンクリ造りの椅子。


外野寄りには芝生席があり、両チームの応援団はそこに陣取っていた。スピーカー応援。


石狩の応援団が歌詞カードを配っていたので一枚もらった。
川上智也選手の応援歌は滋賀/香川でも使ってた「行くぞ川上智也」のフレーズをそのまま引き継いでいるのだそう。どちらの応援団も作った人を知っているので親近感が沸く。きっと彼らも喜んでいるだろう。
一塁側のベンチ上スタンドの最上段で観戦。
暑いが心地いい浜風が吹いてくる。
試合は地元の女子学童野球チーム「留萌エンジェルス」の選手の始球式で始まった。



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▽今日のスタメン
【士別】    【石狩】
(右)鳥海        (遊)中谷内
(中)花城        (左)鶴尾
(遊)レナード(三)杉
(三)大城        (一)伊藤里
(一)佐藤        (中)笹本
(二)七戸        (指)川上
(指)山口覚    (右)兼村
(左)鈴木        (二)武元
(捕)広畑        (捕)蟹澤
(投)西森        (投)野口


∇試合
石狩2-4士別
(留萌 13:59~16:41)

士別 010 000 3=4
石狩 100 100 0=2

士別)西森5-○佐々木1-S山本1
石狩)野口5-増田1-●伊藤稔1

士別の鮮やかな逆転勝利。
石狩2-1士別で迎えた7表、士別は一死満塁のチャンスを掴むと、一番の鳥海が走者一掃の三塁打を放ち、石狩2-4士別 と逆転。
このリードをリリーフの山本が守り切り、士別が勝利した。石狩先発の野口は5回1失点の好投報われず。


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試合終了16:41。
試合が終わるころには曇り空になって浜風が寒く感じた。長袖持って来なかったことを後悔。

4回終了後には坪井監督のグッズが当たる抽選会があったが、当選者には監督から直接プレゼントが手渡されていた。これは思い出に残るだろう。


帰りにはお見送りも。
私は川上選手と一緒に写真を撮ってもらった。滋賀にいた頃と変わらず折り目正しい青年だった。

帰りも歩いてバスターミナルへ。
ここは沿岸バスのターミナルと中央バスのターミナルがあるので気をつけなければならない。札幌ゆきのバスが出るのは「中央バス」のターミナルだ。
26年ぶりの留萌。寂れ具合が気になったけど、あの管理人さんのように旅人を受け入れる気持ちは26年前と変わらないように思えた。
17:40発の高速バスで帰途に。
さよなら留萌。またいつの日か。


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追記。
時計台バス停には20:20着。
そのまま西4丁目まで歩いて市電に乗る。
西4丁目20:31-(札幌市電)→20:40東本願寺前
久しぶりに「らあめん新」の冷麺を食べた。890円。
かつてこの近くに定宿があったのでよく食べに来た。そのホテルがなくなったのと、タバコをやめたのとで(この店は喫煙可だった)足が遠のいていたが、久しぶりに食べるとやっぱりうまい。店は3年前から禁煙になったよう。これで安心して来れる。また食べに来よう。