昌原NCパーク | ふじものブログ

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釜山三日目。明日は移動日なので実質今日が最終日。
2019年にできたNCダイノスの本拠地・昌原NCパークへ行くことに。無事観戦ができれば韓国プロ野球本拠地制覇となる。

ホテルを11:40に出発。西面から地下鉄2号線に乗り、沙上12:15着。
ここは金海空港に行く軽電鉄の乗り換え駅だが、市外に向かう西部バスターミナルも併設されている。
バスターミナルは立派で、中にはフードコートも併設されていた。

まずはチケット売場に向かい、めざす馬山ゆきバスの発車時刻を確かめる。
バスは結構な頻度で出ている。これだけ本数があれば急いでチケットを買わなくても大丈夫だろう。まずは腹ごしらえをしてからバスに乗ることにした。
韓国に来てずっと食べたかったもの、それはダンキンドーナツ。幸いターミナル内にある。
昔は日本にもあったけど、ずいぶん前になくなってしまった。村上春樹はここのドーナツとコーヒーがお気に入りだ。
もうコーヒーはホテルの朝食でたくさん飲んで来たのでドーナツだけ。普段はそれなりに節制と運動を心掛けているので、ここぞとばかりと食べまくった。美味しかった。日本での復活を望みたい。


改めてチケット売場に行き、12:59発の馬山ゆき一般バスのチケットを購入。
窓口では例によってスマホで訳したものを見せて購入した。クレカ可。1人4,100ウォン。


5番乗り場に行くとすでにバスが入線していた。シートはこんな感じ。


職業柄、運転席も観察してしまう。案内用のマイクがカラオケ仕様で笑ってしまった。

バスは時間通り発車。
乗客は皆シートベルトをちゃんと締めている。
腹いっぱい食べたドーナツが効いてうたた寝してしまう。起きるとすでに高速を降りて昌原市内だった。
馬山バスターミナル13:40着。

ここは到着用のターミナルなので、隣にある出発ターミナルに行って帰りの釜山西部バスターミナルゆきの時刻を確かめる。
こちらも結構な本数がある。ただ夜間帯になると本数も減るし、長い試合になると最終便に乗れない可能性もある。
なので、今回は土曜日の試合を選んだ。土曜日なら試合開始時刻が17時なので、まだバスの本数が多い時間に帰ることができる。
帰りのプランをたてたところで、球場に向けて出発。
バスターミナルのあたりは雑多な繁華街で、行き交う車に肝を冷やしたが、しばらくすると巨大なマンションが建ち並ぶ一角に出て、やがて球場の北側に着いた。だいたい30分ぐらい。


ただし、ここにあるチケット3売場は閉鎖されていて、チケットを買おうとするとセンター後方にあるチケット1またはチケット2売場に回らなければならない。少し歩かされる。

14:30。試合開始2時間半前だが、たどり着くとすでにチケットは発売されていた。

土曜日ということでチケットの売り切れも心配していたが、無事希望する三塁側のテーブル席を買うことができた。二人で92,400ウォン。10球団最後の球場なので奮発したが、もっと安い席もある。
なお、サジクのように売場が自動化されていることはなく、全て有人の窓口だった。運良く日本語の話せるおねいさんがいて「入場は15時からです。どのゲートからでも入れます」と教えてくれた。

グッズショップを見物して出てくると、ファームの選手がファンに囲まれている光景に出くわした。サインしてるのはチョ ミンソク選手。
週末で賑わう球場の前を横切るなんて、サインしてくれといわんばかりの行為だけど、こちらの選手はあまり気にしていないように見える。特に急ぐ素振りも見せずサインや撮影に応じていた。ハートフルな光景だった。

このほか球場前には色んな出店や、チアによる子供向けイベントが行われていて、休日らしいムード。日本のデーゲームの雰囲気に似てる。



15時になり入場。
外野席から入るのは新鮮。

時計回りにレフト、ライト、一塁側へ行き、4階席からの眺めを堪能したあと自席の三塁テーブル席に就いた。まるでメジャーに来たかのような眺めだった。


4階席からは隣の旧馬山野球場も見えた。
ここには一軍仕様時代の2018年に訪れ、ロマックのホームランを見た。

今も球場はファームチームの本拠地として使われている。チラッとスコアボードが見えた。今日は二軍公式戦はないはずだが、大学チームとの練習試合を行っているよう。


4階席に上がるときはエレベーターで上がったが、降りるときはエスカレーターで下りた。韓国の球場でエスカレーターが装備されるのは初めてらしい


一階コンコースでは振る舞い酒ならぬ振る舞いビールのイベントが行われていた。あまり日本では見かけない風景。



……………

グルメもそれなりに充実しているが、トッポギにもキンパにも飽きてきたので、袋ラーメンを買ってみた。5,000ウォン。


店舗の横には調理器があり、容器のバーコードをかざすとまずお湯が出てくる。

お湯を注ぎ終えると、今度は容器の下が熱せられて沸騰してくるので、麺をほぐしがなら調理すると完成。だいたい3分ぐらい。

球場で袋ラーメンなんてと笑われるかもしれないけど、外で食べる開放感もあってうまかった。
日本もやればいいのにと思うけど、こればテーブル席文化がある韓国ならではなのかも。
そのテーブル席は新設球場だけあって通路も広くとても快適だった。
据え置きタイプのハンディファンをテーブルの上に置いて涼んでいる人もいる。皆準備がいい。

テーブル下にはフックもあってリュックを引っかけるのにちょうどよかった。


旧馬山球場や、釜山サジク野球場はどうしても既存の球場を改造しただけのものだったので、シートピッチが狭かったりテーブルが小さかったりしたけど、こちらはそんな窮屈さをまったく感じさせなかった。

SSGランダースの応援をしたくて、三塁側を選んだけど、ビジターにも関わらずたくさんのランダーズのファンが詰めかけていた。
ランダースファンはテーブル席よりも一つ外野寄りブロック(118)のカップル席に集中していた。応援団の出張はなく、アカペラによる自然発生的な応援。


試合前はサインを求めてたくさんのファンがベンチに殺到していた。
私をこのチームに誘ってくれたキムジヒョンさんの姿も探したが見つけることができなかった。
ちなみにこの3日間は釜山の二軍球場でも、昌原でもSSGが見れるので、この週末を選んだ。
試合が成立すればKBO全10球団本拠地制覇となる。予定通り17時ちょうどに試合が始まった。


………………………………………

∇今日のスタメン
【SSG】
(中)チェ ジフン
(遊)パク ソンハン
(左)エレディア
(ニ)チェ ジェファン
(右)ハ ジェフン
(一)チョン ウィサン
(指)イ ジョンボム
(三)チェ ギョンモ
(捕)チョ  ヒョンウ
(投)メクカティ

【NC】
(指)ソン アソプ
(ニ)ソ ホチョル
(右)パク コンウ
(左)チョン ジェファン
(中)マティン
(捕)パク セヒョク
(三)ト テフン
(一)ユン ヒョンジョン
(遊)キム ジュウォン
(投)イ ジェハク

▽試合
SSG0ー7NC(昌原17:00~19:40)

SSG 000 000 000=0
N_C 500 001 10X=7

NC)○イ ジェハク7-リュ ジンウク1-ソン ミョンギ1

SSG)●メクカティ5-イ ロウン1-イ ゴンウク2



1裏、NCは制球の定まらないメクカティを攻め、打者一巡の猛攻で一挙5点を先制。
NC先発のイ ジェハクも7回無失点の好投でこのリードを守り、NCが勝利した。
SSGも反撃のチャンスを伺ったが、イ ジェハクの後を受けた投手陣もよく、手も足も出なかった。

試合終了19:40。

うっかり終了時のスコアボードを撮り損ねた。
韓国は試合が終わるとすぐにビジョンが切り替わってしまうので、試合が終わるまでにスコアボードを撮っておかなければならない。それを忘れていた。
ともあれ、これで全本拠地制覇。よかった。

19:45北ゲートから球場退出。空はまだほんのり明るい。それだけ西に来たことを実感する。

来た道を戻り、バスターミナル20:12着。
窓口で20:20発の釜山西部バスターミナルゆきのチケットを買い求め乗車。
バスはほぼ満席。最後部の席しか空いてなかった。床下にエンジンがあるのでやや暑かったが、車内を見渡すことができたので、これはこれでよかった。ダイノスやSSGのユニフォーム姿の人もちらほらいる。

バスは2分遅れで発車。
発車すると消灯された。夜行バスかよ。

釜山西部バスターミナルには21:00ちょうど着。
沙上を21:15の地下鉄に乗り、西面21:30着。
東横インは3番階段を上がり、8番出口から出ると近い。ホテルには21:35に着いた。
隣町に行ったにも関わらず、おとといのサジク野球場よりもずっと早く帰ることができた。よかった。

以前釜山に泊まったときは釜山駅の近くに泊まったが、あちらはKTXなどの長距離列車を利用するには便利だが、こうして球場巡りなどをするなら地下鉄が交差している西面が便利だと思う。
本来ならバスターミナルも空港鉄道もある沙上がいいのかもしれないけど、あちらはモーテルぐらいしか見当たらない…。

現在馬山へは新しい鉄道が建設中。今年(2023年)の12月に完成予定だったけど、トンネル事故の影響で完成が遅れているのだそう。でもこれができればずっと楽に昌原に行くことができるかと思う。

これにて韓国遠征終了。
明日は釜山金海空港8:35のエアプサンで関空に戻る予定。まっすぐ帰るのももったいないので、京セラのベイ戦を観てから帰名します。
連日お読みいただきましてありがとうございました。