【読売新聞の記事より】
日本人の成人の2人に1人が悩んでいるとされるのが痔です。
『痔の原因は、大半が生活習慣にあります。
予防のためにも、生活習慣を見直す必要があります』 と、
あきカイロプラクティック治療室の副院長、檜垣暁子さんは話します。
例えば、トイレ。
新聞や本を読むなどで長居をする人もいるでしょう。
『便器に座る姿勢を維持するだけでも、肛門に負担がかかってしまいます。
排便の時間を短くするために、便意を感じてからトイレにいくことです。
なかなか便が出なくても、いきまず、無理に粘らないことが大切です。
3分以内で済ませましょう』 と話しています。
檜垣さんに、
痔になりやすいかどうかをチェックする表を作成してもらいました。
チェック表
日々、座っている時間が長い
決まった場所での立ち仕事で、動くことが少ない
体が冷えやすい
精神的ストレスを感じている
時間に追われる生活をしている
体を動かす習慣がなく運動不足
便意がなくてもトイレで頑張り、長居する
痔を経験したことがある
ダイエットをしたり、食事内容に偏りがあったりする
お酒を大量に飲む
下痢をすることが多い
便秘である
喫煙する
香辛料のきいた辛い料理が好き
5つ以上該当する方は、痔になりやすい人です。
長時間一定の姿勢をとる『座りっぱなし』や『立ちっぱなし』は
肛門がうっ血しやすくなるので良くありません。
痔になりやすい人は、うっ血を防ぐために、
時折、軽い体操を心掛けましょう。
檜垣さんが薦めるのが痔の予防体操です。
お尻をきゅっと締めるように力を入れて約5回以上繰り返します。
1日に数セット行ってください。
(立ち姿勢のまま、うつぶせのままでも可)
ある製薬メーカーが全国の20代~40代の女性を対象にしたアンケートで
約1万人から得た回答によりますと
約3割にあたる女性が、痔の経験者だったそうです
痔は男性の病気というイメージがありますが
冷え、出産後、便秘、下痢などと関係があるため
痔に悩む女性が多いという結果も納得できるのではないでしょうか
現在も痔の症状を自覚している女性に対処法を聞いたところ
約3割が“何もしない”という回答だったそうです
これから寒さが本格的になってまいりますので
悪化を防ぐためにも
ぜひ、早めの対策をとっていただきたいと思います