2019年の2月中旬出発でカウアイ島へのマイル旅を企画したが

出発直前に世界的なコロナ蔓延によって3年ぶりのハワイ旅を断念。

溜まる一方のマイルポイントを虚しく思いながら、4年目を向かえた夏過ぎ。

母娘台湾旅をせがまれた。

 

出発当日、自宅から空港までは時間もあるので高速を使わずに地道を走行。

ところがこれが、とんでもない通行止めだらけに遭遇し遠回りを強いられ

冷や汗をかきながらチェックインできたのは、出発の90分前となってしまった。

 

原因は仙台復興マラソンが空港周辺をゴールとしていたためで

目と鼻の先の空港への道路を横断できず、数キロ戻って高速を利用させられ

予定していた空港近くの1日500円駐車場に行くことも出来ずに

1日1,000円もする空港駐車場に停める羽目となった。

 

 

TVチューナーにYoutubeチャンネルが当たり前についてくるようになり

いつしか台湾グルメ紹介チャンネルのユーザーとなった母娘。

美味くて安いらしい台湾の街中の食堂に惹かれたのが

台湾に興味を持ったきっかけだ。

 

 

 

円安がどん底のままで様子見していても1ドル150円だったが

高い航空券に8万円かけても安い食事を探して楽しんでこようという算段。

しかし計画通りいかないのだ海外の旅だ。

 

エバー航空の機内は台湾人で埋め尽くされ、日本人は我々を含めても10数名のみ

宮城県のパスポート取得率は全国最下位で、いくらインバウンド誘致を叫んでも

仙台からの利用者が増えないことには路線の維持が危ぶまれると思いながら

満席の機内ではあるが、たまたま我が隣の席は空席だった上に

すぐ後ろがトイレだったので、快適な空の旅となったが

アルコールの提供が1杯しか受けられなかったのが残念でならない。

 

 

 

そんなわけで、出発からドタバタのスタートだったが

大いに期待を寄せたのが台湾観光局が展開している個人旅行客応援キャンペーン。

当たれば5千元(2万5千円)の交通カード等が貰えるのだが

何と娘が見事に獲得して幸先の良い船出となる。

しかし当たった時は5000元を5,000円と勘違いしていた一行。

なかなか金額が減らぬ打ち出の小槌が、2万5千円だったことに後日気が付く。

 

 

 

5日間の最初の2泊は、airBnBで手配した台湾の原宿と言われる西門のアパート。

若者が群がる繁華街にあり、空港から近いことと料金が安かったので予約したもの。

3人が2泊して3万円弱なので、一人1泊5,000に収まるコスパ。

 

ホストとの連絡は翻訳機能付きのメールでやり取りができ

本人と合わないままにチェックインもチェックアウトも完了するほか

困り事やクレームにも即座に返事をもらえるシステムが取り入れられている。

 

 

 

仙台空港を30分遅延で出発したエバー航空だったが

予定より30分早く桃園空港へと到着した上に

入国手続きもスムーズに進んで、迎えのタクシーを待った。

 

 

空港バスを使えば3人で2000円程度なのだが

時間も遅いし、バスを降りてからどうせ車を拾う手間も考え

kkdayの送迎プランに4800円を払ってアパートに直行するハイヤーを選んだ。

 

 

オーナーからは予約時点でざっくりとした住所しか教えられなかったが

出発2日前に再度確認したところ

やっと正確な住所とチェックイン方法が画像付きで送られてきて

迷うことなく入室することができた。

ギリギリになって正確な入室データを送ってくるのは

キャンセルの場合のデータ漏洩対策なのだろうか?

 

 

 

居住部分は狭いのだが、ベッドはロフトにあるので息苦しさは感じない。

風呂はシャワーのみでタオル類の備え付けはない。

小さなシンクとIHがつくほか、全自動洗濯機があるのが母娘には嬉しい。

 

 

荷解きももどかしいままに、早速西門の賑わいを求めて

有名な阿宗麺線でMサイズ350円を求める。

あたりは夜10時とは思えない賑わいで、ハングルやタガログ語が飛び交っている。

 

 

鰹出汁のスープは日本人好みであり、麺はクッタクタに煮込まれていて

二日酔いなどにぴったりの柔らかさ。

初台湾に興奮しっぱなしの娘と、屋台の食べ物におっかなびっくりの母。

でも、優しい味に気持ちも落ち着き、グルメ旅を喉で感じた二人だった。

 

 

 

23時過ぎにコンビニに寄って部屋飲みのビールを購入したほか

交通カードにチャージをするとともに

海外キャッシングで台湾ドルに両替を試みるも使い勝手がわからず困惑していると

日本語を理解するらしいシャオチェー(お姉さん)が手取り足取り教えてくれた。

 

5万円を元に換えたが、引き出し手数料を入れても銀行両替より有利で

キャッシングは次回のカード決済日までの30日間程度の手数料で済む。

 

部屋に戻ってトランクの荷を解き、シャワーを浴びて部屋飲みしながら

翌日の行動予定を侃侃諤諤していたら日付が変わっていた。